子どもの非行を防ぐのに、抽象の概念が必要な訳とは

2018.06.11 (月)

1 共通項が見えるから

抽象化とは、複数のものから共通点を抜き出してまとめる事です。「共通点を抜き出す」というのがポイントです。なぜなら、一見断絶している物と物との間に繋がりが見えるようになるからです。抽象化を訓練することによって、一見何の繋がりもないものの間に共通項が見えるようになるのです。

 

 

これが「思いやり」や「優しさ」と結びつくのです。自分とは違う価値観の人間のバックグラウンドに思いを馳せること。相手の心を想像すること。なぜ自分とは違う意見を持つのか、その理由を思うこと。そうすることで、相手を大事に思ったり、共感する気持ちが生まれるのです。

 

 

2 「間違っているのは自分かもしれない」と考えるから

抽象化によって得られるのは、視野の広さです。それまで「関係ない」と思っていた範囲に関係性が見えるようになります。そうすると、「間違っているのは自分かもしれない」と思うようになるのです。視野が狭い人間は、井の中の蛙です。自分の視野が狭いことに気づいていません。

 

 

視野が狭い人間は、自分が見ている世界が全世界だと思っているから、強く言えるのです。自分が見えている視野の外側にもさらに世界が広がっていることが見えないのです。「自分は間違っていない」と我を通す人ほど、周りが見えていないと言えるでしょう。

 

 

3 非行とは

非行に走ったり犯罪を犯す人間と、具体レベルでしか物事を見られない人間は、考え方が似ています。自己中ということです。ですから抽象化思考を鍛えることによって、非行に走る子どもを減らすのです。抽象化思考の鍛錬によって、思いやりや優しさの芽を育み、視野を広げられる。物事を抽象の概念で見ることができれば、自己中でなくなる。だから子どもの非行を防ぐことができるのです。

 


 

 

 

 

プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

 

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