アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー
電気羊とはロボット羊のことです。ビリビリと電気を流す羊のことではありません。この不思議なタイトルは、「人間が羊の夢を見るなら、アンドロイドはロボット羊の夢を見るのか?」という意味の様です。
以前、高城剛著「空飛ぶロボットは黒猫の夢を見るか?」を呼んだ際に、この小説の存在を知りました。「高城剛さんが呼んだであろうこの小説を自分もいつか読んでみたい」と思っていましたが、ようやく読むことができました。
世界大戦後にディストピアになってしまった地球が舞台です。アンドロイドを狩るバウンティハンターと、日々複雑な思いを抱いて生きているアンドロイドたちの物語です。
「科学技術が発達して、インターネットがさらに強まって、AIも進化して…。そんな将来はこんなディストピアになるかもよ。自分がアンドロイドかどうかすら分からなくなって、アンドロイドも自分がなんでアンドロイドなのかなんてのを考えて…。」という教訓です。
難しいですね、洋書というのは。途中で何の話だったか分からなくなりかけましたが、なんとか読み切ることができました。色々な要素が入っている本書でしたが、わかる人が読めば、この要素が絡み合って影響しあって…というところまで読み取れるのでしょう。
私にはなかなか、深い部分までは読み取れませんでした。登場人物(アンドロイド)たちも、おそらく色々な意味があって登場したのだと思いますが、いまいち関わり合いが分からずじまいでした。
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