読売新聞の「デジタル教科書を問う」の連載記事。デジタルで広げて紙で深める

2020.12.04 (金)

読売新聞の朝刊で、「デジタル教科書を問う」という記事が連載されている。

 

 

僕も普段、本を読む都合上「端末と紙のどちらがいいのか」を常に考えているので、面白い記事だと思った。興味をひかれるテーマだったので、すべて読ませていただいている。

 

 

12月1日から始まって、4日時点で毎日連載されている。要約するとこんな感じだ。12月1日のみ1面と2面に記載されており、それ以降は1面のみの記載。

 

12月1日 「学習効果置き去り不安」

世界では紙の教科書からデジタル教科書への移行が進んでおり、日本でもデジタル化への移行が加速している。デジタル改革相が教科書を原則、紙からデジタルへ移行する考えを打ち出した。2024年から本格導入であり、それに向けて各小中学校では端末の配布や授業のコマ割りなど、対応に追われている。

 

12月2日「読解力向上模索続く」

教科書からデジタルへの移行では、「果たして読解力はデジタルで大丈夫なのか」というのが一番の不安になる。世界に目を向けてみると、デジタルか紙かは様々である。教育現場でデジタルへ移行している国もあるし、デジタルへ移行した後で紙に戻している地域もある。データも十分でなく、デジタル化が学習効果に「プラスになる」という結果と「マイナスになる」という結果の両方とも出ていて模索状態だ。

 

12月3日「巨額コスト誰が負担」

デジタル教科書はお金がかかる。端末の配備、ネットワークの整備、モバイルルーターの貸与、技術者の配置。さらには劣化もするため、デジタル教科書は5年で買い替えが必要だという。国が負担するコストは一部なので、他は地方自治体が負担することになる。

 

12月4日「健康への影響 未知数」

デジタル教科書は、健康への影響も心配だ。目の疲れ、視力悪化、ネット依存、ブルーライトによる体内時計への狂い、それらによる体調の不良など。

 

 

というわけで

結局は読売新聞の記事と同じく、「模索は続く」という結論にはなるだろうけれど、僕の考えを書いてみたい。僕もデジタル教科書は、深く文章を読む際に、紙の教科書に比べて不利だと思っている。教科書でなく本を例にするけど、僕も本を読む時、「これは」と思った本は、紙で書い直している。

 

 

基本、本はまずデジタルで読む。Amazonで片っ端から気になる本を読んで、「もっと自分のものにしたい」と思えた内容の本は、紙の本で書い直してもう1回読む。難しい本を紙の本で読むというよりは、自分の好きな本を紙の本で読む感じだ。

 

 

難しい内容の本が紙でなければならないのかと言うとそうでもない。というのも、読解には量が求められるからだ。内容を理解するのにはじっくり読む読み方もあるけれど、時や量が読解を解決してくれる場合もある。たとえば、一度読んでサッと頭に入れる。内容を深く理解していなくても、頭の中に入れさえしてあれば、会議上で議題に上がったのと同じで、とりあえず「そういう問題がある」という認識はできたわけだ。頭の中ではゼロではなくイチになっているので、これを増やすにはただ深く読めば、というものでもない。

 

 

一度に深く読もうとしなくても、普段生活していく中で論点が熟成されて、いつの間にか本で読んだ問題が自分のものになっている場合もあるだろう。そう、「自分のものにする」という意味で、デジタルの本は紙の本に比べて不利なのだ。デジタルの本は内容を自分のものにしづらい。自分のものにするには内容を深める必要があるのだけれど、内容を深く読むには紙の本の方に分がある。

 

 

けれど、「内容を深く読む必要があるのか?」という問題もある。さっきも書いたように、ある論点を理解するには、量をこなす必要もあるからだ。読書は手段であってゴールではない。「広い視点で深く考えられるようになる」のが教科書や本を読む目的だと思うけど、それにはどんなに良いとされる本でも一冊では足りない。

 

 

ある程度のまとまった冊数を読まないと、その論について広く深く考えられるようにはならない。「数をこなす」という意味では、紙よりもデジタルの方に分がある。紙の本だと本屋に行かなければ手に入らないけれど、デジタルであれば夜中でも気になればすぐにダウンロードすることができる。持ち運びにも便利なので、重さを気にする必要もない。

 

 

広げる、という意味では、デジタル教科書は紙よりも優れているのだろう。いろいろな視点や考えを頭に入れる。「ゼロをイチにする」という意味では、パッパパッパと目で追えるデジタルは素晴らしい。デジタルで読む中で自分の興味に合うものがあったなら、紙の本でじっくりと読むのがいいだろう。

 

 

けれど紙の本とデジタル、両方とも知っていなければそれぞれの長所もわからない。そう考えると、どちらかに比重を置くものではなく、必要以上にデジタルを怖がるのでもなく、それぞれ2つとも五分五分くらいで併用するのがいいだろうと思う。

 

 

読売新聞では「本当にデジタル教科書で大丈夫?」という、やや不安をあおる論調でなあるけれど、「紙とデジタル、それぞれの長所と短所を子どもたち自信が理解する」という視点に立てば、デジタルへの移行は恐れるものではない。

 

 


 

 

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