子どもが非行に走るのを防ぐ怒気とは
子どもが非行に走るのを防ぐには、歪みのない生活が重要になります。生活における歪みとは、余裕がなく、ピリピリしている状態です。嫌な職場の環境がそのまま家庭で再現されている状態とでも言いましょうか。
歪みのない生活に欠かせないのが、怒気を征することです。巷で使われている言葉を借りと、アンガーマネジメントということになります。アンガーマネジメントというと、何か小手先のテクニック感がありますが、対子どもである子育てにおいて、小手先のテクニックは通用しません。小手先にテクニックで無理に怒りを沈めたり、わき上がる怒りを爆発しないように抑えるだけでは、子育てにおいて通じないのです。
というのも、子どもは怒気を察するからです。子どもは敏感、そのうえ正直で素直です。ですので、周りの大人の怒気を感じると、途端に怒られないようにと行動します。嘘をついたり、隠し事をしたり、物を隠したり。
「自分は子どもに怒っていない」という人がいますが、怒るというのは、何も声に出して強く言うことだけをいうのではありません。ムッとした時の表情、イラっとした時の態度、カリカリしている時の雰囲気。直接に子どもに向けられているものでなくとも、その場にいれば子どもは怒気を察します。
もし本当に怒っていないのであれば、「自分は怒っていない」と表現すること自体がなくなるはずです。怒っているかどうか、が気になっているうちは、まだ実際は怒気がただよっているのではないでしょうか。子どもが非行に走るのを防ぐには、怒気を征することが必要なのです。
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