突き進む勇気をくれる〜自分のことだけ考える
あいかわらず著者のマインドはすごいです。ぶれていませんし、言っていることに変化がありません。「もっと自由に生きろ、人の目なんか気にする暇はない」とか。「真面目だから評価される時代は終わった」とか。「考えても意味がないことは、頭から消し去る」とか。どれもこれも本質を突いていて、「結局はそこなんだよなぁ」と感心します。
特に共感した言葉をいくつか紹介します。
「やりたいことや実現したいことを少しやるだけで世界は変わるというのを、皆知らない」
おそらく、著者には見えているんでしょう。イノベーター的な思考を身につけた人にとって、線を渡った人にとって、まだ線の向こう側にいる人を、「早く来ればいいのに」のような感じで見ているのでしょう。実際にそうなのかもしれません。渡って見れば大したことがない、だけど必要以上に巨大に見てしまって、線のこっち側でいつまでも磨いているのでしょう。
「コミュニケーションのスキルは実は存在しない。必要なのは、熱意と感心である」
多くの人が、コミュニケーションをうまくとりたくて、コミュニケーションスキルを磨こうとします。ですが、本質は、その話題に対する熱意と感心がいかにあるかです。熱意や感心を色々なものに持つのが理想なのでしょう。そうすれば、多くの場面で熱意や感心を持って話すことができます。
「迷うくらいなら、とりあえずすぐやれることをやってみるべき」
準備ばっかりで実際にやらない人に向けた言葉です。結局は言い訳ばかりなのでしょう、やらない人というのは。まだその時ではない、とか。もう少しで●●まで行くのでそれから、とか。
関連する投稿
- どら焼きを食べながら「怒りについて」を読もう
- ローマ皇帝は桜木花道なのか。BBC「ザ・ローマ」に見るレトリックと詭弁
- すべての本の共通点。本には何が書かれているか〜ドラえもんの読書感想文が書ける
- 正当な対価という自己都合な倫理〜お金は銀行に預けるな
- どうして文章を書いていると考えがはっきりするのか〜伝わる・揺さぶる!文章を書く
現在の記事: 突き進む勇気をくれる〜自分のことだけ考える