日本語は文字として読みやすい〜読書の価値

2018.11.27 (火)

本書によると、日本語というのは読みやすい言語だと言います。文字として読みやすい言語、なのだそうです。確かにその通りですよね。本をパッと開いて、ひらがなと漢字、時々カタカナも目に入ってきます。そこで読む側は、だいたいの当たりをつけることができます。

 

 

「この辺には漢字が多用されている」「こっちにはひらがなが多い」「ここにはカタカナかぁ」などと当たりをつけることができます。一文字めを読む前に一回、そのページを俯瞰することができるんです。この差が大きいんですよね。

 

絵画とか地図を見るように、視覚的に全体を眺めてから、大方を頭にまず入れてから、第一文字目に入ることgできます。英語だとこうはいきません。英語は話しやすいけれども、読みやすさとしては日本語よりも劣る、というのが著者の考えです。

 

 

英語はページをパッと開いた時に、日本語のように全体を俯瞰することが難しいんだと思います。同じ感んじでずっとアルファベットの文字が羅列していますから、俯瞰しても日本語ほど意味がないのでしょう。中国語もそうです。全体を俯瞰することが難しいですね。ページのどこを取っても漢字ですから、見開きでパッと眺めた際に「どこがどんな感じ」というのが難しいのでしょう。

 

 

日本語には、漢字があり、そこからひらがなとカタカナが生まれています。この3つを合わせることで、視覚的に読みやすい言語になったのでしょう。著者は「文字を書くのが好きな国民性」ということも言っています。この「文字として読みやすい言語」というのが、文字を書くのが好きな国民性に繋がったのです。

 

 

文学が発達しましたし、識字率が高いですし、日記を書くことが好きです。今ではブログでしょうか。本や読書が他の国と比べて得意なのでしょう。色々な要因が複雑に絡まって現代の状況があることは前提ですが。

 

 

それと本書では、本を選ぶたった1つの原則として「自分で選ぶ」ということを示しています。自分で選択することが大事なのでしょう。本を自分で選ぶ、という小さな積み重ねが、自発性を促すのだと思います。これは小さな子どもでも同じでしょう。

 

 

幼稚園の年長や小学校低学年から、本を自分で選ぶことができます。「これは面白そうだ」「これなら楽しめそうだ」という感じることができます。本屋の棚に並んでいる本を、自宅で読む自分を想像することができます。

 

 

人から勧められた本って、面白くないんですよね。面白くないって言うか、あまり読む気にならないんです。確かに、自分の幅を広げるっていう意味では、有意義なことなのだと思います。自分では興味を示さなかった対象を勧められることもあります。

 

 

でも、本との出会い、その本当の出発点に他人が絡んでくるっていうと、どこかやる気を無くさせます。ゼロからの手作りでありたいっていう気がしますよね。わざわざその読書に時間を使うのに、その時間の価値がどこか減った気がしますよね。

 

 

だから本は自分で選んだ方がいいんです。これは自主性とかリーダーシップ、という事と繋がってきます。リーダーシップが世の中で求められています。リーダーシップが付いている人とそうでない人とでは、サバイバル能力に差があるんです。

 

 

人生をサバイバルだとすると、リーダーシップというのはサバイバルを生き残る上での有効な武器です。その武器を持たずに、サバイバルに出かけるようなものです。リーダーシップは目に見えないものです。抽象的です。それゆえに本質であり、全ての武器につながる根本でもあります。目に見えてはっきりとしたものではありません。それゆえに薄く、けれど確実に、人生というサバイバルで必要な能力でもあるんです。

 

 

リーダーシップをつけるには、日頃からの小さい積み重ねが必要です。日常の中での小さな選択。それを自分でするから、いざ大きい選択が迫ってきたときに威力を発揮するんです。小さな選択、小さなリーダーシップ無くして、大きいリーダーシップはあり得ないでしょう。

 

 

決める事、前に立つ事、最初にやる事、伝える事、これらが複合的に必要なのがリーダーシップです。リーダーシップを養うには、日頃からの小さな積み重ねが必要です。本を選ぶ、ということからも養われます。ぜひぜひ身につけてもらいたいです。

 

 

この著者の文章は、全体的に冷めた感じです。熱を持って「こうだ!」っていう感じではなく、一歩引いたところから「こんな感じなんじゃない?」っていう風な言い回しです。文章の雰囲気も、のらりくらりです。受ける印象ですが、主張があっちに行ったりこっちに来たり、です。実際はそうでもないのですが。

 

 

ですから、なんとなくマイペースな印象を受けます。おそらく世界を抽象的に見ているから、こんな雰囲気になるのだと思います。一歩引いた視点で世の中を見ているから、どことなく他人事、冷めた印象です。世界が移り変わる様を、遠くから眺めていて、その眺めの様を文章にしている、っていう印象です。もちろん、いい意味で、です。

 


 

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