子どもが学校に行かないのは、どうしたらよいのか

2018.11.15 (木)

「子どもが学校に行かないんですが、どうしたらいい?」

「嫌がる子どもを学校に行かせる方法は?」

「学校に行かなかったら、子どもはどうなってしまうのか?」

 

 

子どもが嫌がるんでしたら、無理に学校に行かせなくてもいいのではないでしょうか。無理をしてまで学校に通う必要はない、というのが私の考えです。考え方ひとつです。学校に行こうとしない子どもの未来を決めるのは。周りの大人の考え方ひとつなんです。

 

 

例えばよく「学校に行けば社会性が身につく」って思ってらっしゃる方も多いと思うんですけど、これもそうとも限らないんです。学校に行って身につけられる社会性なんて、ごく限られた範囲でのみ通用する社会性です。どこでも通用するものでもないんです。学力が重視されて、同じ年齢の人間がたくさんいて、集団で行動して、組織的で、そんな社会でのみ通用する社会性なんです。

 

 

だから、無理に学校に行かなくても社会性なんてのはどこでも身につけられるものなんです。集団の中でもうまくやっていける能力を社会性というんであれば、無理に「学校」にこだわることもないんだと思います。

 

 

私たちがそうであるように、子どもたちも生活しているだけで社会性は自ずと入ってきます。何気ない生活の中にも社会性が必要とされる場面っていうのはたくさんあるわけです。コンビニに買い物に行って店員さんとの距離関係とか、階段ですれ違う人との距離関係とか。それにネットを開けば、無限に社会が広がっています。

 

 

それは先生なり児童なり近所の先輩が作った「学校」のような狭い範囲の社会ではありません。ネットに広がる社会は、数限りない人たちが作った社会です。例えば日本からは遠いアフリカに住む人が書き込んだブログがあるかもしれません。例えば自分とは年齢の離れている年配の人が作ったネットサービスがあるかもしれません。例えば自分とは住環境が違うお金持ちの人が撮影した動画があるかもしれません。多種多様な人たちのアウトプットが、インターネットには広がっているわけです。

 

 

それに比べたら、近所の学校なんていうのは随分と狭いものに思えるでしょう。ごくごく一部の、狭い範囲での社会性しか、学校では学べないんです。学校は何十年もあの形で固まっています。何十年前と同じ様子の運動会、組織編成、指導方針。何もアップデートされていませんし、何も変化していません。

 

 

しかも本音と建前が複雑に交差しています。そんなところに通っていたら、無理に常識を押し付けられる人間になっちゃいますよ。

 

 

学校は無理に通わなくてもいいんじゃないでしょうか?考え方ひとつです。無理に通わせて常識を押し付けられた子どもになるのも。自由な発想を持って素直に成長するのも。周りの大人の考え方一つで変わるんでしょう。

 


 

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