子どもの非行は22歳までの我慢!

2019.12.01 (日)

もしも子どもの非行、子どもの問題行動で悩んでいるのなら、我慢は22歳までだ。子どもが22歳になるまで我慢すればいい。22歳にもなれば、問題行動は自然となくなるだろう。というのも、社会に対するイライラ感、どうしようもない虚無感、反抗心。そんなものは、22歳くらまでになくなるからだ。この社会に対するイライラ感は、20歳手前がピークだ。19歳くらいが一番大きいのではないか。そうこうしていくうちに、徐々に社会に対してイライラしていてもしょうがないことが分かってくる。上手くいかないこともあり、どうしようもないこともある。それでも社会は続いていく、それでも社会は存在し続けていくことがわかる。自分ではどうしようもないなかで生きるのが社会であり、社会の中で生きいかなくてはならないのが人間であり自分であることが分かってくるのだ。

 

 

 

この社会に対する反抗心は、中学生くらい、いわゆる思春期から出てくる。社会が見えてくるのだ。同時に、自分がちっぽけな存在であることが分かってくるのだ。思うに、これは女の子よりも男の子の方が強く感じるのではないだろうか。男の子は「強さ」に憧れる存在だ。どんな形にせよ、おそらく男の子の100パーセントが、強さに憧れた過去があるはずだ。意識しているにせよ、意識していないにせよ。「自分も強くありたい」「自分も強者でありたい」という願いだ。なにもこれは、肉体的な強さを意識することにとどまらない。「勉強ができるようになりたい」「サッカーがうまくなりたい」「クラスで人気ものになりたい」というのも、強さへの憧れの一面である。だが、この憧れは、当然のことながら打ち砕かられることになる。一番になんかなれないのが当たり前だ。というか、これも結局は認識次第だと思うのだが、たとえ実際に一番になっていたとしても、自分が一番であることがわからないのだ。いくら勉強ができるようになっても、他の、勉強ができる人間が気になるし。どれだけサッカーがうまくなっても、サッカーを同じ様に頑張っている他人の影が消えるわけではない。クラスで人気ものになっていたとしても、人気者度を測るパラメータがあるわけではないので、自分が人気者であることに気づかないのだ。

 

 

だから、虚無感はとどまることを知らない。どれだけ頑張ってみようとしても、自分では成し遂げられないものがあるのを知るし、たとえ自分が自分が成し遂げられたとしても、まだまだ周りが目についてしまうのだ。そうするとどうなるか。なにやら社会が悪者に見えてくるのだ。こんな状況を作っている社会が悪い。居心地の良くない世の中が悪い、と。

 

 

まあ、真面目に子育てしている家庭の反抗的な子どもの心理は、見える化すればこんなところではないのか。おそらく、今現在反抗期を迎えている本人に聞いてみても、こんな明確な答えは返ってこないだろう。ただただイラつくからとか、ワルぶっているものに引かれるからとか、そんなところだろう。けれど、イラつくのは思い通りにいかないからだし。ワルぶっているものに引かれるのはワルぶっているのに共感するからで、それっていうのは、「自分の代わりに社会に対して破壊行為をしてくれている」と感じるからだろう。いずれにせよ、社会に対する反抗心があるからなのだ。

 

 

この反抗心であるが、続くのは22歳くらいまでだ。大学に進んでいれば、卒業する頃までには収まっているだろう。良いかどうかは別にして、大人になるのだ。そんなどうしようもない社会でうまくやっていく方法が見つかるのかもしれないし、「こんな中で生きていかなければならないのか」と諦めを感じるのかもしれないし。

 

 

少なくとも、この文章を読んでいるようなお父さんやお母さんがいる家庭の子どもであれば、22歳くらいまでに収まるだろう。親の影響はソコにもあらわれるもので、親が非行や犯罪に対して嫌悪感をもっているのであれば、それは子どもにもしっかりと受け継がれるだろう。もしも非行や犯罪に対して嫌悪感をもっていない親であれば、この文章だって読むことはないだろうし、そのような家庭の子どもであれば、非行や犯罪に対する嫌悪感が薄いので、22歳以降も、社会に対するイライラが続くだろう。

 

 

もしも、「子どもの反抗的な態度に困っている。もうすぐ成人なのに、どうしてこうも子どもなのか。治らないのか」と思っているのなら、それは22歳くらいまでに収まるだろう。私のところに相談してくる人でも、「子どもが18歳で……」という人が圧倒的に多い。18歳という年齢が、社会に対する反抗心やイライラのピークだし、「もうすぐ成人なのに……」という思いが強いのだろう。もう少しの我慢である。後は収束に向かっていくだけだ。子どもも22歳に向けて、社会の理不尽さや、それがどうしようもないものであることや、そんな中で生きていかなければならないことを、身を持って分かっていくことだろう。

 

 

 

 

 


 

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