非行を防ぎ、素直な子どもへ

ゲームセンターで犯罪が起きやすいのは、集まる人間に問題があるからです。ゲームセンターには、犯罪を犯しやすい短絡的な若者が集まりやすいからです。

確かにゲームセンターには、犯罪とは縁遠い人間が集まる時もあります。休日には家族連れが多く集まるでしょうし、平日でも昼間帯は、幼児を連れたおじいちゃんやおばあちゃんもいます。

しかしゲームセンターのコアな時間は、昼間ではありません。夕暮れ以降の、幼児や家族連れやおじいちゃんおばあちゃんがいなくなってからが、メインの時間になります。店内は、目の前の楽しさを求める短絡的な考えの若者でいっぱいになります。

もともとゲームには生産性がありません。ゲームをしたからといって、何かが生まれるわけではありません。「ゲームによって、カーレースや射撃などの眠っていた才能が引き出された」とか「反射神経が磨かれた」という話を聞いたことがありますが、ゲーム程度で磨かれる反射神経は表面的なものでしょう。ゲームで引き出される眠っていた才能も、あまり価値がある才能とは思えません。

何かが生まれるわけでもない、ただ楽しいだけのゲームセンターには、目の前の楽しさを求める短絡的な者が集まります。しかも、ゲームセンターには入場料がありません。ゲームをしなければお金を持っていなくても入れます。ゲームセンターの雰囲気を楽しむためだったり、休憩場所としてだったり、誰かと知り合うための場所としては、無料です。よって、自由に使えるお金の少ない若者が多く集まります。

ゲームセンターは、短絡的な若者が多く集まることによって、犯罪多発地点になってしまうのです。