非行を防ぎ、素直な子どもへ

ときどきネットのニュースなんかで、「ゲームセンターが祖父母と孫の憩いの場になってきている。」などという記事を見ます。少子化で将来性が見えないゲームセンター業界が、これからもしばらく層が厚い年配の世代をターゲットにしているという記事です。なんでも、年配の人たちもゲームセンターを社交場のように活用しているとか。ゲームセンターが社交場になり、祖父母と孫のコミュニケーションもとれて、ゲームセンター業界も持ち直して・・。

とんでもないです。非行のない子どもに育てようと思ったら、ゲームセンターはありえません。ゲームセンターは、そんなほのぼのした場所ではありません。犯罪の巣くつです。置き引き、万引き、恐喝、なんでもあります。犯罪がゲームセンターで多発するのは、一般常識ととらえた方がいいはずです。

ゲームセンターで客層を見てみればだいたいわかるはずです。茶色や黄色の髪の毛をしたり、だらしのない服装をしたり、威圧的な態度だったり、仲間と下品に群れたり、そういう世間知らずで短絡的な考えの人間が、ゲームセンターには集まっています。

幼児もやはり、ゲームセンターの高揚させる雰囲気が好きなのだと思います。色々なキャラクターのゲームや、効果音がガンガン鳴るゲームや、景品が得られるゲームは、子ども心にも魅力的なはずです。親としても、子どもが笑顔で喜んだら、また連れて行きたくなります。親としては子どもの機嫌がいいと、やはり嬉しいものです。ゲームセンターに心を許したくなります。

しかし、もう一度落ち着いて周りを見てみてください。ゲームセンターに、将来自分の子どもになって欲しいと思うような人間がいるでしょうか。そんな魅力的な人間がゲームセンターにいるでしょうか。親としては当然、子どもに健全に成長してほしいと思いますし、意欲的に物事に取り組む積極的な人間になってほしいと思うはずです。ですがゲームセンターには社会に対して消極的な人間が集まります。短絡的な人間でも大いに楽しめる、浅い魅力のゲームがたくさん並んでいるからです。ゲームセンターには、浅くて短絡的な魅力を発するゲーム機がたくさんあり、それに魅力と快感を感じる人間も、浅くて短絡的なのです。

子どもに非行のない、健全な人間に成長してほしいと考えるなら、子どもをゲームセンターから避けるべきです。なぜなら、非行のない健全な人間と対象の人間が、ゲームセンターには多く集まっているからです。