目標にしている人になかなか届かないのなら、その人の生い立ちを知ることだ

2019.12.18 (水)

小さい頃の生い立ちを教えてもらえばいい。今日はそんな記事である。

 

 

もしもあなたが目標にしている人がいて、その人になかなか追いつかないのであれば、その目標にしている人の生い立ちを教えてもらえばいい。もしもあなたが何かしら成し遂げたい目標が合ったとして、なかなかその目標を成し遂げる事ができないでいるのなら、その目標を成し遂げている人の生い立ちを教えてもらえばいい。

 

 

その人が小さい頃のストーリーを、話でもいいし、意地でも良いし、ムービーでもいいし、教えてもらうのだ。そうすれば、届きそうで届かない、そこにあるのになかなか手が届かない目標に、手が届くだろう。少なくとも、元気は出るし、また「努力しよう」というやる気になるし。気が滅入っているのなら、その滅入っている気が元気へと変わるだろう。

 

 

教えてもらうのだ。目標としているその人の生い立ちを。どんな場所で生まれ、どんな空気を吸って生きてきて、どんな環境で育ち、どんな人間に囲まれて生活して。勉強はどうだったのか。スポーツはどうだったのか。何が好きで、何が嫌いで。何を見てこれまで生きてきたのか。そんなストーリーを教えてもらうのだ。

 

 

そうするとどうなるか。あなたは知ることになる。知るのは、自分と大して違わない、等身大の相手である。おそらく自分が目標にしている人は、限りなく遠い存在に思えているかもしれない。自分とは違う世界で生まれて、自分とは違う環境で生きてきて、自分とはかけ離れた人間関係の中で育まれてきていると思っているのかもしれない。目標としている人が生み出した作品、作られた創造物、その人が作り出す雰囲気。それら全てが、自分とは随分と違う人生の中で錬られ、積み上げられたものだと思っているだろう。

 

 

けれど違うのだ。大して変わらないのだ。今いる自分も、目標としている人も。実は同じような環境で育ってきたのだ。同じように田舎で生まれ、同じように愛されて育ち、同じように悩みながら人生を選択して、同じように苦しみながらこの世界を進んでいるのだ。決して持って生まれた物がかけ離れているわけではない。少しずつ、少しずつ、自分とは違う環境になっていったのだ。自分で草木を分け入っているうちに、自分で夢中になって進んでいるうちに、自分で「あれかこれか」と考えながらこしらえているうちに。いつの間にか、自分とは違う所にいる存在になったのだ。

 

 

ここで大事なのは、「元々は自分と同じような環境から出発したんだ」「自分と変わらないんだ」という親近感である。人生の出発点は、誰もが同じなのだろう。円の中心にある点でしかない。そこから徐々にそれぞれの道を歩み始めたのだ。ある人は北に向かって。ある人は東に向かって。西に向かって。南に向かって。最初は同じ点からスタートしたのだから、それぞれの距離は時間が立つにしたがって離れていく。それぞれの目標に向かって歩いていったのだから、今いるところがかけ離れているのだとしても、元をたどれば同じ地点に行き着く。生い立ちを教えてもらうとは、自分と親しい部分を探ることでもある。生まれた時のストーリー、子どもの頃の話、育ってきた過去。それらを教えてもらって、自分との共通点を探すのだ。目標とする相手と自分との、似ている部分を見つけるのだ。

 

 

そうすることで、自分も決して違う世界の住人ではないことを知るのではないか。良くも悪くも、僕らは自分を特殊だと考える。これは特に、自分がうまくいっていない時に感じるのではないか。職場で同期に先を越されれば、「自分は上司に恵まれなかった」と考えるし。大学の友人が会社で大きな仕事を成功させたと聞けば、「自分の業界(ところ)は特殊だから無理だよ」と考える。「自分は周りとは違う、上手くいっている人とは違う、特別な環境にいるから上手くいかないのだ」と自分を納得させる。納得させるにはいいのだが、それでは意気消沈してしまうだろう。「よし、自分もやってやろう」という気が無くなってしまうだろう。「自分もあの人に追いつこう」というやる気が萎えてしまうだろう。

 

 

そんな、やる気が萎えている時に、悔しい時に、もう一度自分を奮いたたせる方法が、目標とする相手の生い立ちを教えてもらうことなのだ。「自分が特別に悪い環境にいて、だから上手く行かないんだ」と思いがちであるが、そうではないのだ。いってしまえば、それは気分次第なだけなのだ。「自分はうまくいかない。そういう環境、そういう生い立ちなんだ」というのは思い込みでしかない。

 

 

相手も自分と変わらないし、同じような場所からスタートしている。そんな風に相手と自分をフラットに見ることができれば、違う場所に立っているのではなく結局は違わない場所に立っている事をしれば、上手く行かなくて悩んでいる自分が、ちっぽけに思えてくるだろう。滑稽に思えてくるだろう。小さく思えてくるだろう。「相手と自分が結局は変わらない」と、フラットに世の中を見る視点を、生い立ちは教えてくれるのだ。

 

 

 

 

 


 

 

 

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そこで、一つの具体案として、「スナイパーのようなものだと」というのを示したいと思います。スナイパーとは、遠くから銃で相手を狙う、狙撃です。思いやりとは、スナイパーのようなものなのです。もちろん、思いやりっていうのは頭の中のことなので、実際に銃なり狙撃なりはしませんが、遠くから狙うすスナイパーと思いやりっていうのは、似ています。

 

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