語彙力こそが教養である 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー

2017.04.03 (月)

 

 

「何とか教養に触れて欲しい」という思いで書かれた本です。著者はおそらく、多くの人の教養のなさに嘆いていて、だからこの様な本を書き、インプットすること・語彙に触れることの大切さを説いているのだと思います。

 

 

本書の中でテレビにも触れており「テレビもインプットの選択肢の一つ」と言っているのですが、そこは条件がついており「いい番組は」と、著者は言います。「いい番組は教養のインプットになるが、悪い番組は教養のインプットにならない」というです。

 

 

確かにテレビにもいい番組はたくさんあるのですが、テレビは同時に悪い番組にもたくさん接することになります。そこがテレビの悪いところでして、私にはテレビがデメリットの比率がとても多いと思うのです。

 

 

共感するところは、「素読」についてです。著者は多くの本を読むことを勧めています。漢文や日本語やヨーロッパの古典などを素読することを勧めているのです。

 

 

確かに素読なぞして、果たして意味はあるのかと疑いたくなります。内容を理解することを重視せず、ただ読み流すだけのことに意味はあるのか。素読で教養は身につくのか。

 

 

私は、小さい子どもを対象に考えた場合、無理をして内容を追わず、素読で引き返すのが丁度いいのだと思います。背伸びをして内容の理解まで求めた場合、小さい子どもは本を読むことに抵抗感を持ちかねません。

 

 

「難しい本を抵抗なく読まる」には、素読が入り口として適度なのかもしれません。

 

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