子どもが非行に走るのを防ぐためには何が大事か
今が大事だと言うことについてです。
子どもは天邪鬼で、我々大人がいいと思ったことは、なかなかしてくれないですよね。大人が「こうした方がいいんじゃない?」と言っても言うこと聞きませんし。大抵、大人が「こっちの方がいいんだけどなぁ」と思った方と反対の方を選択しますし。
その辺りを子どもに合わせる事こそが大人に求められる忍耐力なんでしょうけれど、なかなか大変です。
我々大人はたくさん経験してきていますし、将来のことも予想してしまいます。
大人は今まで何十年と生きてきて、なまじ多くの人生経験を持っています。だから過去の経験則が働きます。「こっちを選択したら失敗するな」とか「こっちを選択した方が有利だよな」などと、自分の過去の体験を利用した選択を子どもに促しがちです。
この先どうなるかも予想してしまうので、将来に有利な選択をしようともします。「これからはこうなるに違いない」とか」「この先はこっちの方に転がるだろう」と計算してしまうので、自分の予想に沿った選択を子どもに促しがちです。
ですが、それって子どものためにならないんでしょうね。結局は、「自分の思い通りにさせたい」というエゴなんでしょうね。
自分の30年も昔の経験則や将来の予想が、これからの子どもに役立つなんて、無能もはなはだしいです。
それよりも、子どもが自ら下した決断の経験や、その決断によって得られる失敗の方が、子どもにとっては得るものが濃いいんでしょう。主張することに抵抗感を感じないことや、身を以て体験した失敗の方が、子どもの人生には役立つのでしょう。
私自身への戒めでもあります。
大人の過去の経験や未来の予想よりも、子どもが今どう感じているかですね。
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