子どもの非行を防ぐには、具体より抽象、建前より本音、主観より客観
子どもの非行を防ぐには、具体よりも抽象に目を向ける事なんです。具体的な分かりやすいものに囚われない事です。具体的なものっていうのは、例えば建前とか主観って事です。
ちょっとややこしいんですけど、具体と抽象で分けた場合、建前は具体、本音は抽象になると思います。それでもっって、主観は具体、客観は抽象です。
まず主観が具体で客観が抽象ってのは分かると思うんです。自分の考えっていうのは分かりやすいですから。それよりも客観的な視点ってのは分かりにくいですから。相手のことを自分ごととして考える客観的な視点っていうのは持つのが難しい。相手の身になって考えるには客観的な視点が必要。主観が具体であるのに対して、客観っていうのは抽象なんです。
だけど、本音と建前といった場合、私は建前が具体になって、本音は抽象になると思うんです。なぜなら、建前ってのは分かりやすいのに対して、本音ってのは分かりにくいと思うんです。建前って分かりやすいとおもうんですよ。他の国はどうか知りませんが、日本において建前っていうのは社会の流れに乗っかってしまうことです。空気を読んで周りに合わせてしまうことです。建前に乗っかるのは簡単です。なんの考えも必要ありません。建前に乗っかってしまえば、周りから白い目で見られることもありません。常識の中に埋もれることですから、意思がなくても実践できます。
それに対して本音っていうのは難しいです。何が自分にとって本音なのか探すのも難しいですし、本音に気づいたところで、それを実践するのも難しいものです。社会には建前が横行してますから、何か頭のあっても、それは建前であることが多い。周りから流されているだけ、周りに合わせているだけであることが多いんです。だけど、本音ってのはそれとは別のものです。そう簡単に見つかるものではありません。モヤモヤとしたものを逃さないように追いかけてようやくつかまるものだと思います。
で、この本音。なかなか実践するのが難しいんです。というのも、その本音っていうのは周りには同じものが一つもない、自分一人だけのオリジナルのものですから、本音に従って実践しようとすると、一人だけ浮いてしまうことになります。
だから、周りから好奇の目で見られてしまう。「あいつは何をやっているんだ」とか「なんて非常識なやつなんだ」って思われてしまう。だから皆んな、建前に逃げたがるんです。本音を行動に移すのは、周りの反発を跳ね返すだけの絵ネルルギーか、もしくは周りからの反発に気づかない鈍感さが必要になります。
建前っていうのは分かりやすく、行動に移すのが簡単です。それに対して本音っていうのは分かりにくく、行動に移すのが大変です。主観は具体で客観は抽象だけれど、本音は抽象で建前は具体なんです。
建前に比べて本音っていうのは、そう簡単に見つからないんです。行動に移すには、精神力と行動力と、よっぽど必要なんです。人と違うことをするってことですから。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
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