子どもが非行に走らない子育ての方法とは

2019.01.29 (火)

子どもが非行に走らない子育てとはどんなものか。それは、子どもを放っておく事です。お父さんとお母さんは、子どもを放っておいて、好きな事をしてしまいましょう。子どもなんかに構わず、自分の好きなことに夢中になりましょう。

 

 

もちろん好きな事と言っても、それは戦略があっての夢中です。ただただ意味のない、生活とは関係のない享楽的なことにお金を費やすという事ではありません。

 

 

自分に素直になるという事です。自分が本当にやりたいことは何なのか。自分が人生において、社会において何をするために生まれてきたのか。自分の本音とは何なのか。そんな所から生まれてきた素直な気持ちに従う、という事です。

 

まずは姿勢を見せる事が大事なんです。子どもに「好きな事を見つけなさい」とか「素直になりなさい」と言いつつ、自分が好きなものがわからなかったり、素直になれていなかったら、子どもは感じ取るものが無くなしまいます。

 

 

自分が好きなものっていうのは、そう簡単に見つかるものではありません。それっていうのは、建前の奥にある本音です。自分にとことん素直にならないと見つけられるものはありません。社会ってのは、建前にあふれています。

 

 

それでもって、その建前っていうのは大抵、きらびやかななんで人を惹きつけるんですよね。だから、そんな具体的なものに囚われないで、もっとモヤモヤとしたもの、建前の奥にあるもの、本音を探さなきゃなりません。

 

 

それっていうのは、思ったよりも難しいでしょう。努力しないと見つけられるものではありません。建前に乗っかって、自分を騙してダラダラと生きていくのは楽です。人から白い目で見られることもないですし、「非常識だ」などと非難されることもない道です。

 

 

それに対して、自分に本音でいるのは難しいんです。人からは非難され、いちいち周りと一緒ではない理由を聞かれるし、自分軸ってのが確立していていないと、なかなか実践できるものではありません。

 

 

だけどそんな親の背中を見るから、子どもも方向を見誤らないのではないでしょうか。子どもも夢中になるものを見つけたいと思うのではないでしょうか。没頭することの魅力、必要性に気づくのではないでしょうか。

 

次に距離を置くことです。距離を置かなければ、全体像は見えません。一歩下がって、距離をおいて、初めて全体像が見えるんです。

 

 

例えば子どもが好きだからと言って、ずっと近くにいたのでは、子どもに対して近視眼的になるでしょう。周りとの関係が見えてこないでしょう。客観の視点が持てなくなります。主観の割合が多い判断しかできなくなるんです。

 

 

だから距離を置くんです。昔ながらの古い子育ての価値観を大事にする必要はありません。「近くにいなきゃ子どもが可哀想」とか「お母さんがずっと一緒にいなきゃ」なんて、考える必要はありません。そんなのは、短絡的で視野が狭い、具体に囚われた見方です。

 

 

一歩下がらなきゃ全体は見られません。子どもと周りとの関係も分からなくなります。子供のためを思うからこそ、子どもが大事であれば尚更、距離を置く、という選択をするんです。

 

最後に、視野を広げる、です。子どもを放っておいて、お母さんもお父さんも外に出ることは、視野を広げてくれるでしょう。それっていうのは、家の中にいてずっと子どもといるよりも視野を広げてくれるはずです。

 

 

子どもと一緒にいても、子どもに対して近視眼的になるばかりか、自分も視野の狭い人間になってしまいます。視野が広い大人との関係、これっていうのは、子どもとのメリットにも直結するはずです。家の外に出て、他のコミュニティの人と接する事をしてはどうでしょうか。

 

 

普段、話す機会のない人と話せば、子どもに読み聞かせるばかりでなく自分でも読書をすれば、子どもと向かい合っている以上に世界は広がります。

 

 

そうすれば、子どもに対してイライラしていた自分がちっぽけに見えてくるはずです。外の世界の広さを実感すれば、視野が広がれば、子どもに対してもっと大らかな気持ちで接することができるでしょう。

 

 

とうわけで、子育てに有効なのは、子どもを放っておくことです。これは「自分のことを優先する」という短絡的な思考ではありません。子どもが可愛いからこそ、子どものためを思うからこその戦略なんです。

 

 

懐古主義に囚われて、「子どもと一緒にいた方がいいのではないか」とか「子どもに寄り添うのが母親の努め」なんて考えていては、子どものためになりません。

 

 

まずは夢中なる事や没頭する事を、親自身が実践する事。次に、子どもに対する客観の視点を養うために、子どもと距離を置く事。それから、自分自身の視野を広げる事。それが、子どもを放っておくことの目的なんです。

 

 

これは、子どもと一緒にいることよりも辛いことです。大変なことです。努力が必要だし、エネルギーも必要です。でも、だからこそ子どもが育つし成長するんです。ぜひ子どもを放っておくための努力をしましょう。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

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