子どもに思いやりを育む理論について(その1)
どうやったら思いやりを育む事ができるだろうか。子どもに限らない。大人でも思いやりが足りなかったり、相手の身になって考えることができない人間はたくさんいる。そんな人たちに、どうすれば思いやりというものを育むことができるだろうか。
思いやりがある人は、初めから持っていることが多い。人あたりが良かったり、自分よりも相手を優先して考えられる人はいるのだが、そんな価値観を、どうやったら、それを持っていない人に教えることができるだろうか。思いやりとは、非常に抽象的なものである。「コレ」と言って目の前に示すことが難しい。そんな曖昧な思いやりとか優しさというものを、できるだけ具体的に相手に示すことができれば、思いやりを持つ人が広がって世の中がもっと住みやすくなるだろう。相手の身になって考えられる人が増えれば、世の中から犯罪が減って、平和な世界がやってくるだろう。
思いやりとか優しさとか相手の身になって考えることは、アナロジーというものを引用することで、再現性が高くなる。アナロジーという考えを用いて考えると、具体的に示しやすくなるのである。
アナロジーとは、連想とか類推といわれるものである。例えば「日本→◯◯」といわれて、◯◯に当てはまる言葉を当てられる人は少ないだろう。だがここで、前提を作る。「韓国→ソウル」「中国→北京」というのを前提とする。ここで改めて「日本→◯◯」と聞かれれば、◯◯に入るのは東京だと想像することができる。
このような連想を利用するのだ。アナロジーはいろいろな場面で使われるが、例えばビジネスの場面では、3つの効果があるといわれている。1つは、理解しやすくなること。2つは、相手に説明しやすくなること。3つは、アイディアを創造しやすくなることである。
近所に新しくできたコンビニに入ったからいって、支払いの仕方がわからない人はいないだろう。初めて入ったコンビニであるにも関わらず、である。これは、過去にコンビニに入った膨大な量の経験があるからである。それが踏み台となって、新しく入ったコンビニにも生かされているのである。
人に新しいものを説明する時、たとえ話をいうだろう。そうすれば、相手が理解しやすくなる。相手にとっては新しいものを、相手にとって馴染みのあるものに例える。「2つは同じですよ」ということで、新しいものをよく知っているものとして連想することができるのだ。
アイディアを作る際に、ゼロから新しいアイディアを出す人はまずいない。必ずどこかからアイディアを持ってきて使っているのだ。世の中のアイディアは、いってしまえばどれもパクリである。パクリの抽象度(具体度)が違うだけである。
こんな風に、アナロジーを使うと、未知が既知になってしまうのだ。連想が可能になり、既知から未知へ足場ができてしまうのである。
これを人間関係に応用する。これが妄想スナイパー理論だ。目の前にある相手の頭の中を、自分のそれまでの経験から想像するのだ。自分のそれまでの経験をベースにして、相手の頭の中を妄想で狙うのである。相手はどんな風に考えているのか。どんな価値観を持っているのか。何が好きで何が嫌いなのか。何をしたいと考えているのか。連想するのである。これが妄想スナイパー理論だ。
アナロジーとは、共通点を探すことである。未知のものを理解するときも、「過去のアレと同じだ」と、同じものとして見ることで基地になる。相手に説明するときも、「あなたのよく知っているアレと同じですよ」と同じものを提示することによって、未知が既知になるのである。アイディアを創造するときも、「今考えようとしてるものには、アレが応用できるのではないか」と、今考えているものと同じものを見つけることで、アイディアが生まれる。ベースを作って、そこからターゲットを狙うのだ。
アナロジーを人間関係に応用するとは、自分と相手の共通点を探すことである。自分と相手の同じ部分を見つけるのだ。そうすると、どんなに遠くに感じる相手でも、親近感を持って接することができるだろう。何も難しいことではない。我々が普段、よくやっていることである。飲み会で周りに座っている人が知らない人たちばかりの際、同じ趣味の人など、同じものを持っている人を探さないだろうか。同じ趣味や同じ出身地の人を探せば、そこから話をすることができる。話ができるのは、そこで繋がるからだ。共通点を支点にして、自分と相手を重ねて見ることができるのだ。
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