子どもが非行に走るのを防ぐため、何を育むべきか

2017.07.03 (月)

寛容さ

 

 

育むべきは寛容さです。おおらかさです。懐の深さです。

 

 

相手を許す心です。自分に害を及ぼす相手に対して、足を引っ張る相手に対して、「いいよいいよ、このくらい」「オッケー、オッケー」と言って許してやる心を育むのです。

 

 

「気にしない」「気にならない」「気づかない」というのも、ありです。相手から攻撃されたとしても、足を引っ張られたとしても、そのこと自体に気づかなかったり、気にならなかったり。

 

 

攻撃的な非行少年

 

 

非行少年というのは、とにかく攻撃的です。自分が受けたことに対して敏感に反応します。「権利に過敏に反応する」とでもいいましょうか、「自分が言える立場にある」と踏んだ時には、その立場を最大限に利用しようとします。

 

 

しかも年数を重ねると、自身の攻撃的な性格を正当化しようとする言葉も覚えてきます。「俺は違うと思ったらハッキリいうよ」などと言い、それがワガママであることになかなか気づきません。

 

 

人とのトラブルも、原因は寛容さの欠如である場合がほとんどです。人の弱みを見つけた際に攻撃しようとすることから始まります。

 

 

相手や相手の弱みが気にならなかったら最高です。気になるとしても、それを攻撃せず、相手を許すことができるくらいの寛容さを持つべきです。

 

 

非行にも色々あり、許すことができる非行から許すことができない非行まであります。許すことができない非行とは、生意気で反省の色がない子どもによる非行です。そのような子どもは寛容さが欠けている場合がほとんです。

 

 

子どもの非行を防ぐため、育むべきは寛容さです。

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