はじめて講師を頼まれたら読む本 〜 子どもの非行を防ぐためのブックレビュー

2017.09.23 (土)

「講師ってハードルが高い」と思っている人は多いと思います。人前で話をするのは緊張するし、そもそも何を話せばいいのかなんてわからない。

 

 

でも憧れますよね、大勢の人の前で堂々と、笑いを取りながら、有益な情報を惜しみなく話せる講師。

 

 

そんな講師の話を聞いていると、「どうやったらこんな風にうまく話せるようになるんだろう」「どうやってネタを仕入れたり、練習をしているんだろう」「自分にもできるだろうか」と疑問や興味を持つこともあると思います。

 

 

この本は、講師に求められる心構えから具体的なノウハウまで書かれた、自身の身の丈にある情報をくれるものです。

 

 

「60分話す」のではなく、「5分ネタを12本話す」と考え、5分ネタを磨きあげる。

講演にメリハリをつけたい時は、「クイズ形式」にして、聞き手に質問する。

「講演後にかけてもらいたい言葉」という目標を持つ

 

 

など、私も気づきを得ることができました。人前で話をすることについて、モヤモヤとした疑問も多く、私もなかなかうまく話をできないのですが、この本を読んで腑に落ちた点がいくつかありました。

 

 

例えば、クイズ形式です。一方的に話をするのではなく、聞き手と会話するようにコミュニケーションをとりながら話をしたいと思っていました。聞き手とキャッチボールをするようにテンポよく話をする人が羨ましく思っていたのです。

 

 

ですが私にはどうやったら聞き手とキャッチボールをするような話ができるのか、いまいちわかりません。

 

 

ところが本書を読んで、クイズ形式と言われて「なるほど」と腑に落ちました。「クイズを出せばいいのか」という感じです。「これなら自分にもできそう」と、気づきを得ることができました。

 

 

著者がプロの講師らしく、本書もわかりやすく、伝わりやすい内容となっています。目の前で著者の話を聞いているように、ポンポンとテンポのいい内容が続きます。

 

 

人前で話ができるようになることは、自分の磨きにもなりますし、時代にも求められているものだと思います。できれば、子どもにも身につけて欲しいスキルです。

 

 

ぜひ本書を読んで、人前で話すことを、自身のものにしてください。

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