ハムレットは野々村竜太郎議員だったのか〜ハムレット

2020.07.12 (日)

 

ハムレットを読んでみて、とりあえず面白かった。

 

 

以前、ユーチューブで「シェイクスピアの4代悲劇を読んだことがないなら人間やめろ」みたいなことを言っているユーチューバーの動画を見たのだけど、その時に「そうまでして影響力のある本なのか」というのを初めて知った。膨大な数の作品を書いていて、それでいてどれも有名で面白い。作品の内容以前に、それだけでシェイクスピアのあり得なささを語れるらしい。

 

 

僕が読んだのはこの新潮文庫の「ハムレット」だったのだけれど、本文の他にも役者の解釈が載っていて、シェイクスピアの作品にも、「これはどういうことだ?」のような、どうとらえたらいいのかわからない箇所というのは、たくさん存在するらしい。「ハムレット」にもそんな、人によって解釈が異なったり、腑に落ちないような箇所はあって、その1つはハムレットの狂乱ぶりのようである。

 

 

僕も作品を読んでいて、ハムレットの狂乱ぶりがどうも腑に落ちなかった。別にそれが「面白くない」というわけではなく、その腑に落ちない狂乱ぶりでも面白いことには面白いのだけれど、どうもツジツマの合わない狂乱ぶりの用に思えた。

 

 

というのも、「別に復習をするなら狂乱のフリをしなくてもいいのでは」という疑問である。どうしてわざわざ狂乱のフリをしなくてはならなかったのか。クローディアスを油断させるためか、ポローニアスの隙きをつくためか、それとも事故に見せかけて復習したかったからか。

 

 

あれは本当に狂乱のフリだったのか。作品の中では確かハムレット自身が母親のガートルードに「俺が狂乱のフリをしていることは黙っているように」なんて言っていたので、これは作品としては狂乱のフリという設定なのだろうけれど、本当に狂乱の「フリ」だったのだろうか。本当に狂乱している、心を乱している、精神的におかしくなっちゃったという設定でもおかしくないし、むしりその方が設定に合うのではないかとすら思う。

 

 

慕っていた父親が殺されて、好きだった母親も取られて。その復讐の相手も身内で自分に近しい人物で。そんな事になったら、本人は狂乱の「フリ」をしているだけでも、周りから見れば十分にそれは「本当の狂乱」と言えるのではないか。

 

 

それと、オフィーリアに対するハムレットの態度である。どうしてあそこまで意地悪をする必要があったのか。あそこまでいじめる必要があったのか。だって、自分が好きだった相手である。いかに慕っていた父親の復讐のためとは言え、好きな人にまで意地悪をする必要があったのだろうか。もちろん、復習を完璧に遂行するには、「自分がしているのは狂乱のフリ」というのをできるだけ多くの人に隠しておく方がいいだろう。

 

 

「誰にも話さないように」なんて言ったところでどこから隠し事が漏れるかなんてわからないし、もしもオフィーリアに「誰にも話さないように」と伝えてしまったら、オフィーリアも共犯ということになる。そうなることはハムレットは避けたいだろうから、オフィーリアにも話さなかったのかもしれないけれど、それにしてもオフィーリアに対しては、どこかで狂乱の手を緩める必要があったのではないか。

 

 

そう考えると、「元々、ハムレットはオフィーリアの事をそんなに好きではなかったのではないか」と考えてしまう。父親が死んで、で父親の亡霊から殺人説を聞かされて復習を誓う以前から、ハムレットはオフィーリアに対する自分の恋心に疑問を持っていたのではないか。だからこそ、復習を誓う際にハムレットはオフィーリアを切り捨てることができたのだ。そうでもなかったら、あそこまで意地の悪いことは出来ないだだろう。

 

 

まあでも、人は切羽詰まると狂乱のフリをするようになっているのかもしれない。前に職場で不倫して上司から問い詰められた人は、精神的におかしくなったフリをして難を乗り切ろうとしていた。それに野々村竜太郎議員の会見。あれも狂乱のフリだろう。人は切羽詰まると狂乱のフリをするのだ。自分がおかしくなったと思わせて、周囲の人の視界から消えようとする。野々村竜太郎議員とハムレットを比べるのもどうかと思うが。

 

 

本で「ハムレット」を読んで、それでもよくわからない部分があったのでアマゾンプライムで映画版ハムレットを見てみた。1991年制作でメル・ギブソン主演の映画である。なるほど、「役者」ってのは移動しながら催し物をして生計を立てている一座のようなものなのか。本を読んでいただけでは、急に役者が出てきて、この人たちがどういう人物なのかイメージが出来なかった。

 

 

それとハムレットを読んで良かったのは、「オフィーリアの死」の絵について「これのことか!」っていう気づきを得られたこと。今まで「緑の中で水面に浮かぶ女性の絵」を何回か見たことはあったのだけど、これがどういう絵なのかわからなかった。

 

 

この水面に浮かぶ女性がどういう人で、死んでいるのか、それとも浮かんでいるだけなのか。海なのか、川なのか、周りには草がたくさん生えているけれど、森の中なのか、どこなのか。全然わからなかったけど、ようやく合点がいった。

 

 

それと「ホレイショー」についても合点がいった。「ああ、この人のことか」と理解することができた。明治36年に、日光にある華厳の滝に身を投げたとされる学生藤村操。彼の残した巌頭之感にあった「ホレーショの‥」という言葉。この「ホレーショ」とは、ハムレットの友人のホレイショーのことなのかと今更ながらに感動してしまった。16歳でハムレットの原文を読んでいた藤村操もすごい。

 

 

 


 

 

仕事依頼、絶賛受付中です。

 

犯罪、非行、警察関係、子育てなどに関しての記事執筆。人前で話すのも得意なので、講演依頼などもお待ちしています。下記お問い合わせフォームまたはメールにて承ります。

 


 

 

イライラは良くないし、できればイライラしないで生活したい。

 

感情的になりがちな性格をコントロールして、楽しく笑いながら生活するためのヒントを載せた本です。 「イライラしてはいけない」と頑張っている方々に向けて書きました。

 

電子書籍でも買えますし、紙の本(プリント・オン・デマンド)も選べます。

 

「人に優しくなれる発想法」購入ページへ

 


 

 

「犯罪と非行をなくして、思いやりを育む方法」の小冊子になります。

「こうすれば思いやりを育めるよ」「思いやりって、つまりはこんなことだよ」というのを載せました。

思いやりとは、スナイパー(狙撃手)のようなものである。35,222文字。目次はこちらで公開しています。

 

下のフォームにてお名前とメールアドレスを入力のうえ、無料でダウンロードできますので、ぜひ読んでみてください。

 

[contact-form-7 id=”4057″ title=”小冊子ダウンロード”]

 


 

 

30分の無料相談を承っております。子ども、非行、犯罪、警察対応、などのキーワードで気になりましたらご利用ください。基本はウェブ会議アプリを使ってのオンラインですが、電話や面談も対応できます。

 

モヤモヤ状態のあなたが、イキイキとする無料相談です。次の一歩を踏み出すために、お気軽にお問い合わせください。

 

下記お問い合わせフォームで「相談希望」である旨をお知らせ下さい。

[contact-form-7 id=”2700″ title=”お問い合わせ”]

 


 

 

「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

心よりお待ちしております。

[contact-form-7 id=”10255″ title=”セミナー申込みフォーム”]

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: ハムレットは野々村竜太郎議員だったのか〜ハムレット

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP