非行少年と話をする際のポイントはどこか
非行少年と話をする際のポイントは、「相手が好きなものの話題を振る」ことです。
確かに非行少年というのは生意気で、反発ばかりします。こちらの問いに素直に答えてくれることはありません。ですが自分が好きなものの話にだけはノッテきてくれます。
それは、好きなものの話をしている時は自分が特別に思えるからなのでしょう。自分がその他一般ではない、周りとは違う人間であることを確認できる時間なのだと思います。
非行少年は、自分が特別視されることを好みます。敬われるにしろ軽蔑されるにしろ、目立ったり「その他とは違う」と思われている時間を好みます。
好きなものについて自慢話をする時は、自分がどれだけそれを好きかについて語れる時間なので、非行少年にしても気分がいい瞬間なのです。
相手が好きなものの話題を振ることは、「相手目線に立つ」という意味でもあります。こっちから相手の土俵に入るのです。こっちから非行少年に歩み寄るのです。そうすれば「わかってくれているのかな」「この人は分かってくれるかも」と非行少年にも仲間意識が生じやすいのです。
例えばバイク好きならバイクの話題です。バイクを爆音で乗り回しているなら、その非行少年はバイクに自分の存在意義をかけているはずです。バイクの話題を振って見ましょう。「これ何ってバイク?」「どこで買ったの?」「走っていてどう?」そんな話題を振ってみれば、向こうからも歩み寄ってくれるはずです。
非行少年は何事にも反発します。ですが話題を「相手が好きなもの」に絞れば、ノッテきてくれるのです。
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