なぜ非行少年がタバコを吸うことを嫌うのか
タバコを吸っている態度が生意気に見えるからです。
よく言われる「体に悪い」というのは、二次的な理由でしかありません。より的確にタバコについて言い得ているのは「生意気に見えるから」です。
確かにタバコは体に悪いのでしょう。タバコを長年吸い続けた人の肺の写真を見たことがありますが、ボロボロでした。真っ黒くなって、水々しさがなくっていて、体積も小さくなっていて。
タバコを吸っている人自身のみならず、周囲の人にもその害が及ぶのであれば、やはりタバコは取り締まられるべきなのでしょう。これから体が成長する子どもは特に、タバコの害から体を守らなければなりません。
ですが、周りに害が及ばなければいいのかというと、そうではありません。喫煙スペースと禁煙スペースできっちりと区分けをすればいいのかというと、そうではありません。それでもやはり、嫌煙家はタバコを吸われることを望みません。
それはやはり、タバコを吸う姿が生意気に見えるからです。
例えばスポーツの試合で、選手が入場する際にマウスピースを加えている姿をテレビで見たことがありますが、非常に生意気にテレビには映ります。口にくわえたマウスピースはタバコを連想させ、そこにはスポーツマンシップを感じることはできません。
例えば車の事故の現場で、状況を聴取中に第一当事者にもかかわらずタバコを吸い始める人がいます。タバコを吸うことによって、立場の悪い時でも「俺は平気だよ。こんなの余裕だと。」とアピールしているのでしょう。
この様に、タバコを吸っている姿は非常に生意気に見えるのです。気持ちのいいものではありません。だから嫌煙家はタバコを嫌うのです。
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