非行に走る子どもの特徴について

2018.11.22 (木)

「非行に走る子どもの特徴ってどんなの?」

「非行に走る子どもに特徴ってあるの?」

「非行に走る子どもの特徴を教えて欲しい」

 

 

非行に走る子どもの特徴は、具体的なものにとらわれているって事でしょう。「こだわりがある」とも言えます。例えば、すぐにカッとなってしまう子どもは、自分のプライドにこだわりがあるのでしょう。バカにされたくない、バカにされてはたまらない自分のプライドを守っているのでしょう。

 

 

バイクで夜中、ブンブン走る子どももいますが、彼らもどこかこだわりがあり、守りに入っているように見えます。バイクで走ることに囚われている、というか。バイクで走ること自体、何年も前からある非行方法です。そこにこだわって、変化できていないのです。

 

 

私はよく、子どもを非行に走らせないようにするには、抽象的に考えることが必要だと言っています。抽象的に考える方法はいくつかありますが、そのうちの1つは、変化を受け入れることです。積極的に変化する、と言ってもいいと思います。

 

 

もしもこだわりがあり、変えることができないものがるのだとしたら、具体に囚われているのだと思います。物事を抽象的に見ると、おそらく、こだわらなくてはならないものは何1つ無いでしょう。自分のこだわりを持つことは大事だと思われがちです。私も確かに大事だと思いますが、最終的には柔軟性の方が一枚上です。こだわった方がいいか、こだわらない方がいいか、で言ったらこだわらない方がいいのです。

 

 

こだわりは視野を狭くします。何かこだわりがあると、自分で線を引いてしまうことになります。他のものが見えなくなるんです。例えばスターバックスコーヒー。とても雰囲気のいいチェーン店ですが、そこばかりに通っていては、他の店に行く機会を逃してしまいます。自分の「好き」を見つけるのはいいことですが、好きを見つけるのと同時に、それを一歩上から俯瞰する意識も持つことが大事です。

 

 

スターバックスコーヒーが好き、という自分を俯瞰的に見ることで、スターバックスコーヒーもよく見えるようになります。他の店にも行って、外からスターバックスコーヒーを眺めてみると、落ち着いて冷静に自分を眺められるようになるんです。

 

 

よく自分の子どもにこだわる人がいます。親であれば当然だと思われがちですが、子どもに対するこだわりも一歩引いた方がいいことに間違いありません。子どもにこだわるあまり、盲目的になっては子どものためではなくなってしまいます。もはや自身の自己満足になってしまうでしょう。

 

 

例えば、子どもに対する教育です。様々な習い事が流行っています。算数や国語などの基礎的なもの、昔から良いとされている音楽や水泳、最近ではダンスやプログラミングなんかが流行っていると聞いたことがあります。オセロや将棋も時々Yahoo!ニュースなんかで見るので、これらを子どもに習わせようとする熱は決して消えないのではないでしょうか。

 

 

確かに習い事は子どもの可能性を引き出すのでしょうけれど、大事なことは、具体ばかり見ていないか、です。表面的にこれらを見れば「今から、他人よりも早く子どもに習わせたい」と思うのは自然でしょう。ですが何が本質か、を考えるとそうでもありません。

 

 

その裏にある本質、抽象的なものは、子どもの楽しさなのではないか、と私は考えます。簡単なことです。習ったからとって、それが子どもの人生にプラスになるかマイナスになるかは誰にもわかりません。ですが楽しいことをすれば子どもはすぐに笑いますし、楽しくないことをすれば子どもの笑顔は陰ります。笑顔が陰るよりは笑った方がいいでしょう。

 

 

「抽象とは何か」「大事なことは何か」「自分が見ているのは表面的なものではないか」と気づくには、一歩引いた視点が必要なのです。大事だから、大切なものだからと言って顔を近づけていては、見えるものも見えなくなります。

 

 

大事なのであれば、大切なのであれば、なおさら一歩引いた視点が必要になります。一歩上からの視点、と言った方がいいかもしれません。空から全体を見渡すように見るんです。地面に立って周りを見るよりは、上階か見下ろした方が全体を見ることができます。飛行機なんかで上空に行けば、さらに全体を見ることができるでしょう。もし月なんかに行けば、さらに大きな範囲で物事を見ることができます。

 

 

抽象的に見る、こだわらない、っていうのはそんな視点です。全体を見る代わりに捨てているのは細部です。1つ1つの細かい部分は、上空に行けば行くほど見えなくなります。物事をはっきりと見ることができなくなります。ボヤッと見えるだけです。

 

 

ですがそれが、こだわりの無い視点です。1つ1つにこだわると、必要以上に細かいところまで見てしまいます。好きなものであればあるほど、ボヤッと見ることが必要なんです。こだわらず、です。こだわっていては、次々に変化する時代に波についていけなくなります。こだわらず、抽象的な視点を持って、変化を受け入れて。それが子どもの非行を防ぐ考え方です。

 


 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

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