非行を防ぎ、素直な子どもへ

非行に走る子どもにも特徴があるように、もちろん、非行に走る子どもの親や周りの大人にも特徴があります。一言でいえば「考えていない」っていうことなんですが、これだと抽象的すぎるので１つ例を出します。

 

 

例えば、未成年の子どもがタバコを吸っているところを警察に見つかったとします。おそらく警察は、少年補導として処理するでしょう。これはただの注意です。罰則はありません。ですが、タバコを与えていたのが親だとしたら、親は「未成年者喫煙禁止法違反」ということになります。これは「科料一万円以下の罰金」となっています。

 

 

親は本来、子どもを監督する立場なので、子どもがタバコを吸おうとしていたら制止させなければならないんです。それなのに「吸わせるのを黙認して吸わせる都は、何事かぁ！」というのが未成年者喫煙禁止法です。

 

 

で、よく相談されるのが「タバコを吸っていただけなのにどうしてそこまでされるんですか！？」っていう相談です。おそらく警察では「タバコを吸っていただけなら補導で済んだけど、タバコを吸うのを黙認していたから未成年者喫煙禁止法違反だよ」とは説明しているはずなんです。説明せずに進めることはできないと思うんで。

 

 

なのに、親は自分のした事、自分の子どもがした事を過小評価してしまっている。本当はここまで大きい事をしたのに、本人は「やったのはそこまで大きい事ではない」と思ってしまってるんですよね。冷静に警察官なりの説明を聞いていれば分かると思うんですが、頭が「そこまでのものではない」っていう前提になってるんで、説明されても頭に入ってこないんです。

 

 

表面的なものだけを見ているって事です。「そこまで大きい事をしたわけでもないのに、どうしてこんな大ごとになるんだろう」って思った時に、まずは「間違っているのは自分かもしれない」って考えられれば、気づくこともできるんでしょうけど、「間違っているのは相手の方」っていう頭だと、なかなか気づきにくいのかもしれません。

 

 

こんな風に「表面的なものだけを見ている」「自分に都合がいいことだけを見ている」「過小評価している」「認識外のことに目を向けようとしない」っていうのは、結構あります。それゆえに、どうして自身の今の状況を理解できていないんです。

 

 

「そこまでのことじゃないだろう」って思ったら、「間違っているのは自分かもしれない」って考えたほうがいいです。表面的に、自分の都合がいいことだけを見ているのかもしれません。非行に走る子どもの、親の特徴の１つを紹介しました。

 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

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