非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもを非行に走ることなく健全に育てるには、家庭環境が健全であることが求められます。家庭環境に問題がある家庭は、家庭環境のどこに問題が出るのでしょうか。ゆがんでいる家庭環境というのは、家庭環境のどこにゆがみが出るのでしょうか。

私は、「キレイにしているかどうか」が重要だと思います。部屋をキレイにしているかどうか。汚いままにしていることなく、掃除をしているかどうか。汚れたままにしていることなく、ケアをしているかどうか。です。

掃除をあまりしない家庭の子がすべて非行に走るわけではありませんが、家庭環境に問題があるという家庭を訪ねると大抵、部屋が極端に汚いです。家庭環境の「ゆがみ」というのは、部屋のキレイさに表れるのだと思います。

極端に部屋が汚い家庭では、余裕がないのだと思います。自分たちが住んでいる部屋が今、どいういう状況になっているか。どの程度、自分たちの部屋が汚いか。時間的に忙しかったり、部屋の掃除のことを考える余裕がなくなったり、客観的に自分の部屋を見る視点がなくなっているのだと思います。

友達付き合いもなくなり、他人を部屋に通すこともなくなり、掃除に対する優先順位が極端に低くなっているのだと思います。

順番は次のうちのどちらでも構いません。子育ても仕事も順調で余裕があるから、掃除する時間ができて部屋がキレイになるのか。もしくは、部屋をキレイにすれば環境がよくなり、子育ても仕事も順調にいくのか。

子どもに非行の兆しが見られたら、部屋をキレイにすれば問題は改善するかもしれません。「子どもの成長」、「家庭環境」、「部屋がキレイかどうか」は、以外と密接に関わっています。

続く