「子どもの非行で被害届が出される」とはどういう心境か

2016.03.02 (水)

被害届は、警察に対する被害の申告です。

 

子どもが万引きをして、被害者であるお店の人に被害届を出されたら、どういう心境になるのでしょうか。それは、親心が揺れる場面でもあります。

 

もちろん親でしたら、自分の子どもには万引き等しないまっとうな人間になってほしいと思います。更生してほしいと思います。だから罪をつぐない、社会で決められた法にのっとり、責任をはたしてほしいと思います。親としても責任をとることが、保護者としての役割のはずです。

 

「仮に自分が被害者であったなら、犯人に対する処分を求めるはず」ということも、本音ではわかっているはずです。

 

しかしその一方で、「子どもに辛い目にあわせたくない。」とも思います。もし被害届が出され、警察が受理したら、いずれ処分を受けなければなりません。警察や裁判所に呼ばれ、お説教を受けるにとどまる場合もあります。保護観察や少年院送致となる場合もあります。

 

親は、子どもに都合よく物事を解釈して考えがちです。「何か理由があったのではないか」「本当に子どもがやった犯罪なのか」「誰かにやらされたのではないか」「盗られる場所に商品を置いておくお店が悪いんじゃないか」「本当は万引きなんて、やっていないのではないか」などと想像し、事実を曲げて考えてしまいます。

 

いくら法で決められているとはいえ、いざ自分の子となると、なされるがままというのは、できるものではありません。それも、子どもを思うからこそです。

 

子どもに更生してほしい気持ちと、辛い目にあわせたくない気持ちで、親心が揺れる場面なのです。

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