子どもの非行を防ぐための簡単な行動とは何か
子どもの非行を防ぐには、広い視野を身につけることが必要になります。
私は警察官として多くの犯罪者を見てきましたが、その多くは大変、視野が狭い人たちです。もちろん中には広い視野を持ち、考えたが故の犯罪をした人間もいました。しかし大抵の犯罪者とは、狭い世界しか見えてなく、他人の視点を想像することができない人たちです。
子どもに「広い視野を!」と言っても、子どもが身につけられるものではありません。「広い視野」を身につける方法自体が確立されていませんし、子どもは与えられようとすると拒否するものです。
ですから、子どもに広い視野を身につけさせるための簡単な方法は、周りの大人自身が広い視野を身につけることです。世界観が広がったり、知らなかったことを知ったり、想像できなかったことを想像できるようになったり。自分であれば、視野が広がる感覚がわかるはずです。
周りの大人の視野が広がれば、その影響は子どもにも及ぶはずです。会話の中から、行動から、日々の振る舞いから、子どもは周りの大人の影響を受けるものです。それは、視野の広がりも例外ではないはずです。
視野を広げるためには、遠くへ行く、変化をつける、読書の3つを推奨します。
一番確実なのは、海外などの遠くへ行くことです。自分の身の回りにはなかった文化、空気、景色に接します。全く違う考えを持った人と交流することで、新しい視点が手に入ります。
そんなに遠くまで行けないのであれば、身の回りに変化をつけることです。「いつもどおり」をやめることで、新しい視点を手に入れます。ポイントは、変化後の改善を期待しないことです。変化自体を良いこととするのです。
最後は読書です。あえて読書と狭く推奨するのは、読書が他のインプットと比べて質が高いからです。本には、インターネット記事よりも深くて上質な内容が詰め込まれています。それは読者をに変化を促すのに十分な内容であることが多いのです。
子どもの非行を防ぐためには、アナタ自身が広い視野を身につけることが簡単です。遠くへ行く、変化をつける、読書の3つを意識して見てください。
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