子どもの非行を防ぐために必要な3つのこと
1 広い視野を持つこと
非行に走る子どもは、視野が狭いです。ごくごく狭い世界で生きているような印象を受けます。
例えば、よく夜中に仲間と公園やコンビニでたむろして、卒業式では特攻服を来て参加しようとした中学生がいました。特攻服を着るというその価値観は、同じ地区の、同じ学校の、1こ年上の先輩から教えられたとのこと。
もっと広い世界を知ればいいのに、ごくごく狭い範囲で共有されている価値観しか知らないから、特攻服を格好いいと思うのでしょう。
広い世界に足を踏み入れて、身近な人以外とも交流をもって、狭い範囲で共有されている価値観から抜け出して。そうすれば、それまで格好いいと思っていた価値観が、とてつもなく格好悪いものであることに気づくでしょう。
2 男性的価値観から抜け出すこと
非行に走る子どもは、男性的価値観に毒されている場合が多いです。男性的価値観とは、女性よりも男性が価値を感じる格好よさです。悪やアウトローであることに格好よさを感じたり、威圧的に振舞ったり威圧的なものを所有したり、ラグジュアリーなものを所有することにステータスを感じたり。
いわゆるチンピラ的な価値観です。これから抜け出すことが必要なのです。チンピラと言われる人間は、威圧感のある高級車を好み、ブランド物の服やアクセサリーで身を包み、自分が強い人間であることを周囲にアピールしようとします。
このような幼い、自分勝手な発想を捨てることが必要なのです。油断していると、男はチンピラの様な生き方に憧れをもってしまいます。そこは自分を律することが必要なのだと思います。チンピラのような生き方に価値はないのですから。
3 寛容的になること
非行に走る子どもというのは、相手を許すことができません。相手に弱みやミスを見つけると、そこを突いて攻撃しようとします。「いいよ、いいよ」「オッケー、オッケー」と言って、気にしないようにならなくてはなりません。
すぐに攻撃的にならず、おおらかに、優しく振る舞うのです。ミスをしたくてわざとミスをするような人間はいません。周りを困らせたくて、わざとミスをするような人はいません。攻撃的な言動は、自分がされれば嫌なはずです。
少しくらい損をしたと感じても相手を攻撃しない、寛容さが必要なのです。
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