子どもの非行の兆しに気づくかどうかが問題
子どもの非行の兆しに気づいてしまったあなたは、もしかしたら不安に落ち入っているのかもしれません。子供は将来、どうなってしまうのか。幸せな未来を生きることができるだろうか。自分がこの子どもに何をしてやれるのだろう。と、子どもの将来と自分の出来る事を対比させて考えているかもしれません。
「無知の知」というのを聞いたことがあると思います。ギリシャの哲学者ソクラテスの言葉です。これは「自らの無知を自覚することが真の認識に至る道である」という意味で、「無知であることを自覚することで、新たな学びを行うことを促進し、その結果無知を克服し成長する」という解釈ができます。
例えば、世の中には自己中心的な人が多くいます。自己中心的であることも問題ですが、それらの多くは、自分が自己中心的であることに気づいていません。自己中心的であることに気づいていないことがより深い問題です。自己中心的であることに気づいたら、ほとんどの人は自信を律しようとするでしょう。自己中心的な性格はなくなります。
例えば、粗暴な人がいます。粗暴な人にも二種類いて、自身が粗暴だと気づいている人と、自身が粗暴だと気づいていない人です。自身が粗暴だと気づけば、粗暴であることが恥ずかしくなり、ほとんどの人は温和であろうとするでしょう。厄介なのは、自身が粗暴だと気づいていない人です。これは、まず気づきを促がすところから始めなければなりません。
子どもが非行の兆しを見せたり、実際に飛行に走ったりするのには、周りの大人の影響が強いと言われています。自己中心的だったり、粗暴だったり、甘やかし過だったり。
ですが、自身が子どもに対していたらない存在だと気づき、なんとかしようと思った時点、気づいた時点で峠は超えたようなものなのです。認識さえすれば、あとは情報が勝手に入ってくるはずです。あなたが、このサイトを覗きに来ている時点で、子どもを素直に成長させるための一番厄介な関門は突破しているのです。
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