非行とは何か、の基準

2019.06.21 (金)

非行とは3つです。犯罪少年、触法少年、ぐ犯少年のことをいいます。14歳以上で20未満の者が法律を犯した場合、その子どものことを犯罪少年といいます。14歳以下の者が法律を犯した場合は、その子どものことを触法少年といいます。まだ法律違反を犯していないけれど犯すことが予想される子どものことをぐ犯(虞犯)少年といいます。

 

 

法律上はこの3つのことを非行といいます。が、単純にこれだけで分けられないことは明白だと思います。どういうことか。法律を犯したり、犯す可能性があるだけが非行ではないということです。さらに、法律を犯さなければ、法律を犯す可能性がなければ非行でないのかといえばそうではない、ということです。

 

 

非行とされる行為でも、我々はそこに正義を感じたり、正義を感じるまではいかなくとも「仕方ないのかな」と思ったりします。非行とはいえない行為でも、我々はそこに悪を感じたり、悪を感じるまではいかなくとも「やっちゃダメだよね」と思う時があります。この違いは何なのでしょうか。何の違いによって、私たちはそこに正義を感じたり、悪を感じたり、正義を感じなかったり、悪を感じなかったりするのでしょうか。

 

 

私は、考えられているかどうか、だと思います。そこに思慮深さがあるかどうかが、非行になるかどうかを分ける線だと考えています。私たちが悪を感じる行為は大抵、安易であったり、短絡的であったり、思慮深佐賀欠けていたりします。

 

 

それとは逆に、私たちが正義を感じる行為は大抵、そこに思慮深さがあります。考えて、悩んで、不安を乗り越えた末の犯行であったりします。いい例が、悩んだ末の殺人です。殺人というと物騒ですが、要は「極端な例で考えてみよう」ということです。親から虐待され、もう親を殺す以外に道はない「このままではもう生きられない」「でも殺すなんて、そんな悪いことはできない」と考えた子どもが親を殺してしまった場合、単純に考えればこれは殺人です。犯罪です。この子どもは非行少年、ということになるでしょう。ですが、犯行に至るまでの揺れ動いた心の経緯、悩みの深さ、不安との戦い、それを鑑みると、単純に「悪い子どもだ! 罰せよ!」ともいえないはずです。安易に「非行少年と認定!」とはいかないはずです。

 

 

短絡的に「気に入らないからやっちゃいましたあ」とか、安易に「だってムカつくから」という犯行とは訳が違います。大して考えもせず、悩みもせずに犯した犯罪とは異なものなのです。

 

 

この違いは、考えられているかどうか、もっといえば、正義について考えられているかどうか、だと思うのです。何が正しくて、何が悪いことなのか。何が正義で、何が不義になるのか。どうすれば人道に沿った行為で、どうすれば人の道に外れた行為になるのか。どこからが善で、どこからが悪になるのか。

 

 

これらについてしっかりと悩んだか、深く考えられているのか。そこが、その行為に正義があるかどうかの分かれ目だと私は考えます。というのも、この問いに答えがないからです。どれだけ深く考えたところで答えは出ません。今までこれらの問いに答えを出そうとして、何千年も時を費やしてきていますが、結局は人それぞれであったり、時代時代によって基準がマチマチであったり、場所(国)によっても判断が違ってきます。

 

 

だから、下した判断が本当に正義なのかどうか、それは、考えた自分にしかわからないものなのです。最終的にそれが正しいのかどうか、そこに善があるのかどうか、その行為は正義なのかどうか。それは、下した判断の違いによるものではなく、「そのことについて考える」という過程こそが大事だと思うのです。

 

 

極端に言ってしまえば、「考えられていれば非行ではない」ということです。故に、非行防止のためには、子どもの非行を防止するためには、考えることが必要です。何について考えることが必要なのか。それは、正義について考えることです。

 

 

子どもの周りの大人が、もっと本を読んで、人の話を聞いて、自分で考えて、「正義とは」「善とは」「正しいとは」など、そんなことを考えるようになれば、その環境の中にいる子どもも思慮深くなるのではないでしょうか。

 


 

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