非行に走る子どもの特徴とは何か

2018.11.12 (月)

非行に走る子どもの特徴は、自己中なことです。想像力が働かない。視野が狭いのです。自分以外の価値観があることが分かっていない。目の前の具体、つまりハッキリしたことや分かりやすいことに捉われて、フワッとしたものに目がいかないんです。

 

 

それは、相手の身になって考えられていない、ということです。主観を優先してしまって、相手がどんな風に思うか、相手がどんなに悲しむか、相手が何を思っているか。そんなことが見えなくなっているのです。

 

 

だから、子どもが非行に走るのを防ぐには、視野を広げることです。素直にならなくてはなりません。相手の立場を考えられるようになること。相手の身になって考えられるようになることです。

 

 

そのためには、一人になることの楽しみを見つけてもらうことがいいのではないでしょうか。皆んなでワイワイ楽しむよりも、一人で静かな時間に価値を見出せるようになること。なぜなら、一人でいることと考えることっていうのは、親和性が高いのです。

 

 

一人でいることと考えることは、対になっている、とも言えます。考えるには、一人になることが求められます。皆んなで意見を出し合うとか、会議をするとか、アイディアを出し合う、ということはしますが、それすらも個人が頭を回転させていることが始めにあります。

 

 

一人でなければ、アイディアは浮かんでこないし、深く考えることができないのです。一人でいられるようなカフェなんかで考え事をしなたくなるのは、そのためでしょう。一人でいると思案にくれるし、思案に暮れようと思ったら一人を大事にしなケラばならないのです。

 

 

世の中は、一人でいることよりも皆んなでワイワイガヤガヤすることの方に意識がいきがちです。孤独よりも多人数での馬鹿騒ぎの方が健全だと見なされる傾向にあります。子どもが事件を起こせば「この子どもは孤独だった」とか「この子どもは友達がいなかった」などと報道されますが、このような報道は、孤独を悪者とする風潮を作り出すものです。

 

 

事件を起こす子どもがいたとして、実際にその子どもが孤独かどうかなんて周りには分かりませんし、実際に孤独だっとして、それが原因かどうかなんてものも分かりません。

 

 

私は、孤独を知っている人は、ガヤガヤするのが好きな人よりも強いと思います。この「強い」というのは、抽象的な意味でです。芯がしっかりしていて、周りに流されない軸を持っている。それが孤独を知っている人の特徴です。

 

 

一人である方が、周りに流されないのです。それなのに、多くの人が「社会性」を身につけさせようと集団へ子どもを入れようとします。非行に走らないには社会性が必要という誤った考えのために、集団へ子どもを入れるという誤った行動を取ってしまうのです。

 

 

子どもが非行に走るのを防ぐのに必要なのは、集団よりも孤独です。孤独を恐れていては、排他的な考え、いじめや仲間はずれにつながる感覚を助長するだけです。非行に走らないのは、一人の楽しさを知っている子どもです。

 

 

自分の中に入り込める至福の時間。自分の世界に浸ることができる何者にも代えがたい時間。それが一人の時間なのです。これを恐れると、「一人でいる=寂しい」という排他的な構図が出来上がります。

 

 

一人でいることの価値が分かるようにすることです。好きな本を誰にも邪魔されずに読むことができる時間、プラモデルを作り上げていく時間、子どもの頃に誰もが没頭した記憶があるのではないでしょうか。

 

 

皆んなでワイワイガヤガヤする事を教えるばかりが子育てではありません。そんなものは、いわば具体です。物事の表面でしかありません。物事の抽象を見られる人間は、目の前の分かりやすいもの、捉えやすいものを疑って、その裏にあるフワッとしたものを捉えようとします。

 

 

一人でいることに目を向け、子どもが一人でいる事を応援するのです。精神的内面下での深い考えが、自分の軸を作り、それが子どもを非行から救うのです。ひたすら自問自答する事、それができる環境を作る事、それが子どもの非行の更生方法です。

 

 

もう少し深くアドバイスをすれば、何かしら作るあげるものは、一人でいることにマッチします。クリエイティブなことと一人でいることは似ています。

 

 

例えば私は昔、プラモデルを作るのが好きでした。一人で黙々と、粛々と作り上げる。徐々にプラモデルが出来上がって行くのを感じるのが、至福の時だったのです。一人で作り上げられる時間帯に、とても有意義なものを感じていました。

 

 

今は文章を書いている時に、至福を感じます。ホームページ内の文章を増やしていって、自分の発信を構築していくのです。文章を書くのは一人でなければならないし、一人でいると色々と書くことが頭に思い浮かびます。

 

 

一人でいられるような空間にいると、指の動きがはかどります。子どもにもこのような一人でいる至福の時に浸れるように、持っていってほしいものです。子どもが非行に走るのを防ぐには、一人でいることなんです。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

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