非行を防ぎ、素直な子どもへ

非行に走る子どもには、どんな特徴があるのか？　非行に走る子どもの特徴ってのは何なのか？　どんな特徴がある子どもが非行に走るのか？

 

 

キーワードは「具体と抽象」です。具体レベルのものしか見えていないようであれば、非行であれ犯罪であれ、生意気になります。抽象的なものも考えたり見られたりできるようになれば、非行に走ったり犯罪に走ったりするような短絡的な行動は減るでしょう。

 

 

具体レベルのものしか見られない、故に子どもは悪さをしがちなのです。目の前のギラギラしたものにとらわれて、抽象的なものを見られないでいる。分かりやすいもの、はっきりしたものに目がいってしまう。その分、分かりやすくてモヤモヤした、だけど本質的なものを見られないのです。

 

 

例えば人に迷惑をかけるような人間は自己中です。分かりやすい自分の好き嫌いしか考えられなくなっています。分かりにくい、他の人の価値観や目線ってのを、意識できていません。だから自分勝手に振る舞う事ができるのです。意識が自分の中だけで完結してしまっているイメージです。

 

 

「自分とは違う価値観がある」「自分とは違う価値観を持った人間がいる」「自分の価値観とは、数ある価値観のうちの一つでしかない」ことを認識できないのです。

 

 

普段から抽象的なものを見る訓練をする必要があります。まずは、具体と抽象を意識する事、認識する事です。世の中には具体的なものと抽象的なものがあることに気づく事が必要です。

 

 

具体と抽象はワンセットです。どの事象にも、具体的な見方と抽象的な見方ができるように、あらゆるものに具体と抽象は存在します。ですが我々人間は、具体的なものに見えがいきがちです。具体的なものと抽象的なものがあった場合、抽象的なものを見ないで、具体的なものを好んで見る傾向にあります。

 

 

それは、具体的なものが分かりやすいからです。何の労力もいらずに、具体的なものは見る事ができます。抽象的なものを見ようとすると、どうしても頭を使わなくてはなりません。抽象的なものを理解するには、頭の中で抽象から具体へ変換する作業が必要になります。

 

 

この変換作業に、頭を使うのです。人は誰しも必要最小限のエネルギーで生活したいものです。必要以上に、しかも自分が興味のないことにエネルギーを使うことはしないでしょう。だから具体的なものに目がいってしまうのです。

 

 

ただ覚えていて欲しいのは、具体的なものとは、表面的である事がほとんどです。それに対して、抽象的なものは、本質的なものがほとんどです。物事の本質、根底、普遍のものっていうのは、なかなか言葉ではっきりと言えないような、モヤモヤしたものなのです。

 

 

具体レベルばかり見ているから、非行や犯罪などのどうでもいいものが目に止まるのです。具体と抽象に気づく事。その上で、抽象を意識する事。それが子どもの非行を防ぎます。

 

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「素直さ」を考えるセミナーを定期的に開催しています。スケジュール・詳細はこちらをご覧ください。

 

自己中が思いやりに、
生真面目が寛容に、
怒りっぽさが優しさに、
そして非行が素直に変わります。

 

 

 

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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。

 

非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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