非行に走る子どもの家庭環境の特徴とは
「非行に走る子どもの家庭環境には、どんな特徴があるのか?」「非行に走りやすい子どもの家庭環境とはどんなものなのか?」「どういう家庭環境だと、子供は非行に走りやすいのか?」
親が具体レベルのものしか見えていないようであれば、その中にいる子どもも具体の世界しか見られなくなるでしょう。基本的に私たちが子どもに対して直接的に何かしらできることはありません。全て関節的なものです。背中を見てもらうしかないのです。例えば子どもに「勉強しなさい」といったとして、その通りに勉強する子どもと、反発して勉強しない子どもがいます。
親が子どもに何かしらの影響を与えようとしても、どっちに転ぶのかはわからないのです。例えば野球を子どもに好きになって欲しいからといってスポーツ少年団に入れたところで、そこでの練習がいやになるかもしれません。野球以上に好きなものを見つけるかもしれません。どうなるかは所詮、分からないのです。
だから、我々親にできることといえば、背中を見せることなのです。子どもを非行に走らないように背中を見せるとは、どういうことでしょうか。それは我々親が普段、抽象レベルを意識することです。具体レベルしか見られないような人間にならないことです。
目の前のはっきりしたもの、短絡的なもの、現実的なもの、分かりやすいもの、自分に近くのもの。それらは全て具体的なものです。具体的なものばかり見ていては、その裏にある抽象的なものに気づく事ができません。物事には具体と抽象があることに、まずは気づかなくてはなりません。分かりやすい具体ばかり見ていては、分かりにくい抽象に気づきません。
人と対立があった際に、大きくてもいいさくても、そんな時に相手の頭の中も想像することです。自分のことばかり優先しては、相手と摩擦を生むばかりです。自分の意見、自分の価値観、自分の好き嫌いは、具体的で非常に分かりやすいです。それに対して、相手の意見、他の人の価値観、目の前の人の好き嫌いは、抽象的で非常に分かりにくいです。
だから、そこで具体ばかり見ていては、自己中な発想しかできないのです。相手の価値観も想像すること。一歩上からの視点も意識すること。自分以外の好き嫌いの基準があることに気づくこと。それが、親に求められるものです。
親が抽象を意識すれば、子どもも抽象を見る目を自然と持つでしょう。なぜなら、子どもは親の背中を見て成長するものですし、周りからの影響をもろに受けるのが子どもです。子どもが非行に走る子どもの家庭環境の特徴とは、そこに住む家族が具体レベルでしか物事を見られていない、ということです。非行に走りやすい子どもの家庭環境の特徴とは、親が「抽象を見られていない」「具体しか見られていない」ということなのです。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。
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