子どもが非行に走るのを防止する方法
子どもが非行に走るのを防止するには、素直な頭をつくる事が必要です。素直な頭とは、周りの意見を聞けたり、自分以外の価値観の存在を理解できたり、柔軟に物事に対応できたり、そんな思考回路の事です。
直に子どもに、素直な頭をつくろうとしてもいいのですが、それだと無理強いをしかねません。本当であれば、自然発生が望ましいところです。主体性を持って素直な頭になろうとする事、自然と素直な頭になっている事が、望ましい形です。ですから、こちらから子どもに対して働きかけたのでは、無理に与えることになってしうのです。まるで習い事の様に。
ですから、素直な頭のつくり方は子どもと接する機会のある大人の方に理解して欲しいのです。周りの大人の価値観は、必ずや中心にいる子どもにも影響があるからです。まわりの大人が素直な頭のつくり方を理解すれば、それはジワジワと子どもにも効いてくるはずです。
素直な頭の肝となるのは、「自分は間違っているんではないか」という考えです。自分は間違っているではないか、と思うからこそ、周りの意見に耳を傾ける様になるのです。柔軟により良い解を求めようとすること、場合によっては自分よりも相手の意見を尊重する柔らかさこそが、素直な頭の核となり、それが子どもが自己中で非行に走るのを防止するのです。
私は多くの生意気な子どもたちと接してきましたが、それらを総じて見ると、自己中心的です。頭が固く、周りが見えていないのです。自分以外の意見や価値観が見えず、視野が狭くなっています。柔軟が発想ができないために競争するしかなく、競争意識が高いのです。
この様な固い頭を柔らかくするのが、「自分間違っているんではないか」という発想なのです。古代ギリシャ哲学言葉を借りれば、「無知の知」とも言えます。自分は間違っているんではないか、という発想を少しでも持てるかどうかが、素直になれるかどうかの分かれ目になります。
少しでも「自分は間違っているんではないか」と思うことができれば、あとは坂道を転がる様なものです。頂上の一番高いところ・難しいところはクリアしたも同然です。物事を俯瞰的、客観的に見る発想が、子どもが非行に走るのを防止するには、必要なのです。ぜひ周りの大人の方に理解して欲しい思考です。
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