子どもの非行の原因は何ですか?(友人)
2015.05.14 (木)
友人関係も、子どもの非行の原因に関係します。原因として、「弱い社会的結びつき」と「反社会的な仲間」が挙げられます。
「弱い社会的結びつき」とは、学校で学業やスポーツ等に励む者と親密な友達関係を作れない事で、それを補うために、反社会的な態度をもつ者と交友を深めると考えられます。
学校のクラスでうまく友人関係を作れないと、ゲームセンターに通ったり、部屋に引きこもったりしがちです。また、不良グループ等と交友を持つようになります。
学校でうまく友達を作れない子どもの場合、学校と家庭の他に、習い事やスポーツ等の、子どもが積極的に参加できるコミュニティがあると、子どもにとって楽になります。自分が必要とされる場、自分が安心していられる場が、家庭の他にもあると、子どもの心の支えになります。子どもの自尊心も傷つかずに済みます。
ですが非行に対する友人の影響は、児童期(6〜11歳)は思春期(12〜14歳)よりも小さくなります。友人の影響が顕著なのは、中学校で交友関係が変わってからです。児童期は、友人の影響よりも、家族や家庭の影響の方が強くなります。
友人関係の場合、「遵法的な活動に取り組む友人」をもつ事が、非行から子どもを守る事になります。学業やスポーツや芸術等の活動を通して友人をもつ事が非行から子どもを守り、健全な子育てに繋がります。
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