子どもが非行に走らないように、ハード面を変えるとは

2017.08.04 (金)

子どもを非行に走らせないためには、社会の仕組みを変える必要があります。個々の家庭の環境をそれぞれ一つずつ改善する方法もあるのですが、ソフト面とハード面と両方からのアプローチが、効果が高いはずです。

 

 

ハード面である社会の仕組みを、どのように変えれば非行はなくなるのでしょうか。私は、学校のしばりからの解放だと考えます。「子どもは学校に通わなければならない」「子どもを学校に通えるようにしなければならない」というしばりが、生活に制限を生むのです。

 

 

確かに学校は学びが多い場所です。それは成績にとどまらず、多様な人間とのコミュニケーションや幅広い経験や嫌なことに対する忍耐など、生きていく上で必要なものを学ぶことができます。

 

 

しかし、学校に通うことで発生するリスクがあるのも事実です。

 

 

まず時間をとられすぎる点です。早朝から夕方まで日が昇っている間、子どもはずっと学校に行きっぱなしです。人生の時間の大半を学校に捧げています。集団生活になじむことの価値が昔よりも薄れている今、これは時間の無駄なのではないでしょうか。

 

 

次に、「学校に行かなければならない」という、選択肢が一つしかない点です。「学校に行かなくてもいい」という選択肢がないために、学校で嫌なことがあっても、他に興味を持てることがあっても、子どもは学校に行かざるをえません。

 

 

最後に、学校の限界です。私立学校にしろ公立学校にしろ、型にハマった固い思考を子どもに押し付けることになります。民主主義がついてまわり、学校の指導内容が政府に決められ、集団生活で、という中にある以上、柔軟で型破りな発想を学校で子どもに求めることはできなくなっているのです。

 

ハード面から子どもを非行に走らないようにするには、学校からの解放が必要なのです。

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