非行を防ぎ、素直な子どもへ

子どもを非行に走らせないようにするには、子どもに世界の広さを見せなければなりません。自分たちが住んでいる狭い地域で悪さをして遊んでいるようなことはせず、もっと広い視野と高い目標を持って世界や社会を見せるのです。

ですが残念なことに、学校にしばられている子どもたちに、広い視野や高い目標は望むべくもありません。

世界では多くの人間が、指導力を発揮し、柔軟な発想を用い、高い志で持って、いい世の中に社会を変えようとアレコレと試しています。未来へ社会を進めようと、壮大な目標を確実に進めています。斬新なデバイスを発明したり、流通革命を起こしたり、宇宙を身近にしたり。

私は、「学校に通わなくてもいい」という選択肢が必要なのだと思います。それが、子どものみならず、家庭をも楽に、柔軟にします。「学校に通わなければならない」という学校ありき、学校が前提の発想から抜け出すのが、子どもに世界を見せる最善の手だと思うのです。

ですが今の日本の社会で「学校に通わなくてもいい」とはなかなか言えません。もちろん多くの著名人が「学校よりも大切なものがある」とは言っているし、それを理解している人もたくさんいますが、理想論になっている節があります。

学校に通わなくて、学力や教養はどうやって身につけましょう。学校に通わないとなると、やはりリスクもあり、それを補うものがまだ日本の社会にはないように思えます。

非行に走らせないため、子どもには、柔軟な思考、広い視野、高い目標が必要です。「学校に通わなくてもいい」という選択肢を理想論で終わらせず、現実のものにするための仕組みが必要です。