非行を防ぎ、素直な子どもへ

「学校にも行かなくていい」という選択肢が必要です。

いじめはどこにでも発生するものだと考えます。社会というものが存在する限り、いじめと呼ばなくても、パワハラなり弱いものいじりなり、１人を攻撃して楽しむ文化は起きるものです。

確かに、このいじめに耐えることも成長をうながすものかもしれません。痛みを知って初めて人にも優しくなれるものです。それにどん底を知っていると、そうそう簡単にへこたれない精神力もつくはずです。

しかし耐えることだけが、いじめに対する答えかと言うとそうではありません。いじめの現場である学校に行かないことも子どもの成長をうながす選択肢の一つです。

個々を重視する

学校の価値が今、どんどん下がってきています。学校以外の選択肢を取ることが当たり前になってきているのです。と言うのも価値が多様化し、テクノロジーの発達によってです。むしろ、学校に通うことの弊害が指摘されているのです。

みんな一緒の思考をすり込まれ、個々を重要視する考えが出てこなくなります。学校は「みんな一緒すぎる」のです。集団生活を学びたいのならもっとライトに学ぶべきであり、もっとライトに学べる場所は、学校以外にも多くあります。

多様な価値観

学校の時間の無駄も指摘されています。早朝から夕方まで学校に時間を取られ、多様な経験をする機会がなくなっています。世の中には、日本の小学校で経験できることよりも多くのワクワクするものがあるはずであり、それは多感な若いうちに見ておくべきです。

学校は、その機会を奪っているのです。学校に費やす時間を、もっとワクワクすることに費やすことができれば、時間をもっと有効に使うことができるはずです。学校はみんな一緒すぎるため、多くの時間が浪費されています。

客観視できるようになること

学校以外の選択肢を得ることによって、学校を客観視することができるようにもなります。「学校に行くしかない」と思っていると、盲目的になってしまいます。一つ離れた場所から学校を見れば第三者的な視点で見ることができ、学校との付き合い方もまた見えてくるはずです。

このように個々が重要視され、多様な価値観がある時代であり、学校を客観視できるようになります。学校に行かないことは選択肢として十分にあり得ることなのです。