子どもが非行に走らないために、子育てにおける怒りの感情はどうすればいいのか

2017.04.25 (火)

最近読んだ本で、怒りの感情についての記述があったのでシェアします。

 

 

怒りとは出し入れ可能な「道具」だというのです。よく「突発的に怒った」などと言いますが、怒りの感情とはそれほど突発的なものではありません。

 

 

例えばあなたが「道を歩いていて老人男性と肩がぶつかって、相手に対して怒鳴り声をあげた」場面を想像してみてください。この場合、怒鳴り声をあげたほどの怒りの感情は、肩がぶつかったらという突然の出来事によって、突発的に出てきたのでしょうか。

 

 

肩がぶつかるほどの出来事がなければ、怒りの感情は出てこなかったのでしょうか。おそらく違います。初めに怒りの感情があったのです。「肩をぶつけてきた相手を屈服させてやろう」という考えがあったために、怒りの感情を作り、怒鳴り声をわざとあげたのです。

 

 

怒りの感情は「ついカッとなって・・」などと言われるような、突発的なものではありません。

 

例えば子どもが二人いたとします。兄弟です。小学生の兄を怒っている最中に、まだ歩き出したばかりの弟が寄ってきました。弟は、母親が兄を怒っている状況を理解せず、母親に笑顔で寄ってきます。そこで母親は笑顔を作り、弟におもちゃを与えて「これで遊んでいてね」と言った後、再び怒りの表情に戻って兄を怒り始めた。

 

 

よくある話だと思います。このように怒りとは、自分の都合で出し入れすることができる便利な道具なのです。必要だと思えば出せるし、必要ないと思えば引っ込められるのです。

 

 

こう考えると、アンガーマネージメントも必要ないですね。全ては考え方次第なのですから。

▼シェアをお願い致します!▼

関連する投稿

現在の記事: 子どもが非行に走らないために、子育てにおける怒りの感情はどうすればいいのか

お問い合わせ・ご相談はこちら

メールでのお問い合わせ

contact@konokoe.com

フォームからのお問い合わせ

お問い合わせフォーム »

コラムテーマ一覧

過去のコラム

主なコラム

⇑ PAGE TOP