子どもが非行に走らないために、子育てにおける怒りの感情はどうすればいいのか
最近読んだ本で、怒りの感情についての記述があったのでシェアします。
怒りとは出し入れ可能な「道具」だというのです。よく「突発的に怒った」などと言いますが、怒りの感情とはそれほど突発的なものではありません。
例えばあなたが「道を歩いていて老人男性と肩がぶつかって、相手に対して怒鳴り声をあげた」場面を想像してみてください。この場合、怒鳴り声をあげたほどの怒りの感情は、肩がぶつかったらという突然の出来事によって、突発的に出てきたのでしょうか。
肩がぶつかるほどの出来事がなければ、怒りの感情は出てこなかったのでしょうか。おそらく違います。初めに怒りの感情があったのです。「肩をぶつけてきた相手を屈服させてやろう」という考えがあったために、怒りの感情を作り、怒鳴り声をわざとあげたのです。
怒りの感情は「ついカッとなって・・」などと言われるような、突発的なものではありません。
例えば子どもが二人いたとします。兄弟です。小学生の兄を怒っている最中に、まだ歩き出したばかりの弟が寄ってきました。弟は、母親が兄を怒っている状況を理解せず、母親に笑顔で寄ってきます。そこで母親は笑顔を作り、弟におもちゃを与えて「これで遊んでいてね」と言った後、再び怒りの表情に戻って兄を怒り始めた。
よくある話だと思います。このように怒りとは、自分の都合で出し入れすることができる便利な道具なのです。必要だと思えば出せるし、必要ないと思えば引っ込められるのです。
こう考えると、アンガーマネージメントも必要ないですね。全ては考え方次第なのですから。
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