子どもに非行の兆しが見えたら気をつける事
非行少年や犯罪者は一言で言うと、自己中です。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
自己中の特徴を一つ紹介します。それはストック型の価値観です。子どもと接する機会のある大人がこの価値観を有していたら要注意です。
非行少年や犯罪者というのは、権威やブランドの信者が多いです。組織も上下関係を厳しく分け、上の者が権威を振るいます。積み上げてあるものに権威を感じるのです。
例えば犯罪者集団であるヤクザの社会は大企業と同じように階層が別れており、完全なトップダウンの組織となっています。それぞれの階層のトップは絶大な権力を振るうのに対し、末端の構成員はトップのためにあくせく働きます。
非行少年の社会でも、階層化はよく見られる現象です。彼らは年齢層が広くないので当然、各階層は狭くなります。大人からすれば「年齢が1年違ったって何も変わらない」ように思うのですが、非行少年の社会では、先輩とは1年年上の人間のことであり、彼らの言う「若い奴ら」とは1年年下の人間を言うのです。
ブランド好きも絶対的に見られる現象です。ヤクザは当然、高級車に乗りますし、ヤクザではないにしろ、チンピラと呼ばれるような連中は高級車や威圧感のある車を好みます。黒塗りの車、きらびやかな車、迫力のある車を所有したがるのです。このようなはっきりとした、わかりやすい権威を欲しがるのが、彼らの特徴です。
当然、非行少年たちにもブランド好きは見られる現象です。ブランドやお金の信者である事が顕著に表れているのです。ベンツやBMWなどの海外高級車に憧れはするものの、それが買えないため、型落ちの高級車に乗ります。お金はないけれど見栄を張りたいため、何十年前は高級車の部類であったはずのボロボロにさびたり損傷が激しい、海外メーカーの車を選ぶのです。
持ち物も分かりやすいラグジュアリーブランドを選びます。財布、洋服、靴、バッグ・・。本人のだらしない、自己中な雰囲気とは関係なく、ハッキリとしたきらびやかなブランド物を好みます。そのギャップが、彼ら特有のものなのです。
権威やブランド志向は、自己中である人間の最たるものなのです。
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