子どもが非行に走るのを助長する考えとは

非行少年や犯罪者は、視野が狭い人間が多いです。広い世界を知らず、狭い範囲の価値観しか知りません。視野が狭い人間の特徴を一つ紹介します。それは自分の境遇や身の回りの環境を、特殊だと思っている事です。
多くの人は、自分のことを特殊だと思っています。人が成功する話を聞いても、そのノウハウを教えられても、「自分の場合には当てはまらない」と思ってしまいます。本を読んで、経営者が苦労の末に事業を成し遂げる物語を読んでも「俺の場合はは●●だからなぁ」で終わらせてしまいます。
部屋を片付ける方法、意中の人と仲良くなるSNSの使い方、仕事で役立つモチベーションアップの手立て、お金を貯める投資術。どれを学んでも、セミナーで勉強しても、本で読んでも、自分には特異な条件がそろっており、一般的な事例は応用不可能であると思おうとするのです。
特殊だと思う範囲は自分一人にとどまりません。「ウチの場合は」と家庭のことを指したり、「うちの会社は」と職場環境を指したり、「ウチの業界は」と広い社会を指したりです。自分や身の回りのケースを特殊だと思うことで、「できなくても仕方がない」という安心感を得られるとともに、自分はオンリーワンの存在だという優越感を得られるのだと思います。
しかし、自分のケースを特殊だと思うことは、世界が狭いことの表れです。視野を広げれば広げるほど、付き合う人間が増えれば増えるほど、遠い業界のことを知れば知るほど、「どこも違わないな」と思えてくるはずです。
例えば職場での異動で、新しく付き合うことになった同僚がいるとします。その同僚は、仕事の処理も早いし判断も適確。自分とは違って恵まれた環境なのかと想像しがちです。ですが一緒に仕事をして仲良くなり、飲んだりしていく中で、自分と同じように家庭や職場に悩みを抱えながら生きている事がわかってくるものです。
どこも環境は同じだし、みんな悩みは同じようなものなのです。自分や自分の身の回りだけが特殊だと思っていては、視野が狭いままです。「自分のケースには当てはまらない」という視野狭窄から抜け出し、それまで関係ないと思っていた社会の繋がりや、遠いもの同士の類似性が見えてくる事が、視野を広げるという事なのです。
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