好きを表現する力〜働き方1.9
「ヒロシです」
のセリフで一世を風靡した芸人、ヒロシは今、ユーチューブで動画を配信しているそうです。そんな彼の本が面白い、という事を聞いたので早速読んでみました。
で、そんな「働き方1.9」という本。刺さったのはこの、「好きを表現する力」という言葉です。好きな事を発信するのに何が必要か、という話の中で、著者であるヒロシは「好きを表現する力」だと行っています。
それが見ている者の心を射抜くって事なんだと思います。「自分はこれが好き」「俺はこれをこんな風に使っているんだぜ」そんな仲間内の会話のような者なのかもしれません。自分の好きなものを表現するっていうのは。
人に伝えるには、つまり発信するには、文章かトークか、ということになります。文章にしろトークにしろ、好きな事をいかに伝えるか、を考えなければなりません。自分の中にモヤモヤとした塊、「これが好き」っていう概念があったとしても、そのままでは相手に伝わらないし、発信できません。
今のところ、相手に伝える手段は、大まかに分けて文章で書くか、口で話すか、です。だから、どうにかして具体化しなければならないんです。頭の中にモヤモヤとした抽象的なものがあるのは分かるんですけど、発信するために、文章orトークという枠にはめなければならないんです。具体化ですよね。
でその中で、いかに自分がこれに熱狂しているか、っていうのが伝わるのが、今必要とされている技術だというのです。おそらくそれっていうのは、今まで一般的に必要とされてきた表現方法ではないのかもしれません。
容姿や、論理力、正確な日本語。それとか心地いい話の仕方。そんなものは必要ないのかもしれません。もちろん、あった方がいいんでしょうけれど、絶対的に必要なものではありません。容姿がダサくても、論理性がすっ飛んだ話でも、「日本語か?」と言いたい日本語でも、滑舌の悪い話し方でも、それでもそこに狂があるのなら、伝わる人には伝わるのでしょう。
そして、伝わる人には伝わるっていうのが、この現代で求められているものなんだと思います。いかに好きか、いかに狂を込められるか、いかに没頭しているか、それを表現する力が求めらるものです。それっていうのは、論理的な話よりもよっぽど相手の心を射抜くんでしょう。その相手っていうのはもちろん、同じような好きの対象を持っている一部の人です。その他の多くの人には「何言ってんの?」ってなるのかもしれませんね。
だから、好きなものに向き合う事。狂を込められるものを深掘りする事。没頭の対象に対してとことん没頭する事。そんなことが必要な世の中なんだと思います。
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