警察官から名前と住所と連絡先と生年月日を聞かれたのですが、これって補導でしょうか
警察官から名前と住所と連絡先と生年月日を聞かれて、それが何であったのかは分からないですね。ただの職務質問かもしれませんし、少年補導かもしれませんし。
もし本当に答えが欲しいのであれば、警察署に電話して聞くしかないです。 その際に時間と場所をできるだけ正確に伝えてください。警察官と会った時間と場所です。最低限、時間と場所さえ分かれば、そこにいたのがどの警察官だったのかが分かります。
それと、子どもではなく親が電話した方がいいかもしれません。警察としても、子どもに色々と話すよりも親の方が説明しやすいはずです。「果たして子どもにどこまで言っていいものやら・・」なんて考えると思います。相手が話をした子どもの親であれば、説明する義務っていうのもある程度出てくるものでしょうし。
で、警察に電話で聞くことができないのであれば推測することになります。その時の警察官の対応が何だったのか。「職務質問か少年補導か」という話になると思います。
もし警察署に連れていたかれていないのであれば、犯罪に問われていることはないでしょう。だとすると「少年補導されたかどうか」ですね。少年補導されていないのであれば職務質問です。警察との問答は、少年補導など特別の括りがなければ全て職務質問とできます。ただの職務質問であれば、特段、不利益はないはずです。
少年補導該当するかどうかはこちらをご覧ください。17個の補導対象に該当するかどうかです。
で、もし補導だったらどうなるのか。もし少年補導されたとしたら、どんな不利益があるのか。・・まあ「不利益」っていう言い方もどうかと思いますが。
親に連絡されることくらいでしょうね。基本的に少年補導は、「親の意向に反して」とか「親が知らないところで」というニュアンスのある子どもの行為に対して行うものです。ですので「親に教えてあげる」っていうのが警察の基本的なスタンスです。「おたくの子どもがこれこれこんなことをしていましたよ。知っていました?」ってな感じで、電話で伝えます。とりあえずは、そこまでが少年補導です。
ですけど、電話したところであんまり相手も出ないんです。電話に出ない人が結構多い。何回か電話を掛けても出てくれないと、警察官も「そこまで執拗に電話するのもなんだかなあ」となってきて、数回電話した後に電話するのをやめます。警察官が「これは絶対に親に知らせなければならない」と思えば執拗に何回でも電話しますし、家を調べて訪問することもあるでしょう。例えば何かの犯罪に繋がる可能性があるものとか。でもそうでなければ、それほど執拗に電話したりもしません。
それと、基本的に学校には連絡しません。警察官から学校に連絡することはないでしょう、基本的には。それは、少年補導が「親の意向に反して」とか「親が知らないところで」というニュアンスのものだからです。だから、その目的が達せられないのであれば、手段として学校と連絡を取ることはあると思います。親に連絡が取れないから学校から連絡してもらう、とか。そんな感じで、結果的に学校に連絡することは考えられます。でもそれは「学校に連絡する」ことが目的なのではなくて、あくまで学校に連絡するのは手段として、です。結果的に補導されたことが学校にバレることもあるでしょう。学校に連絡すれば、個人名も出さざるを得ないので。
それと、なんで「名前と住所と連絡先と生年月日を聞かれるんだ」とよく聞くのですが、個人特定のためです。これさえあれば確実に個人が特定できる」っていうのが、この4つなのです。最低限、名前と生年月日。名前と住所と連絡先と生年月日の4つがあれば確実って感じです。
じゃあ「そもそも個人を特定する必要があるのか」ってことについては、「念のため」です。その時点では必要がないとしても、後々に必要になることが、警察ではよくあります。例えば「そこで事件があった」ってことが後で分かったら、「その時にその場所にいた人間を探せ」ってことになります。その時に、「職務質問しているけれど、どこの誰だか分からない。今さら連絡も取れない」なんてことになったら失態です。治安ってのは、あるかもしれないし無いかもしれない事件に対して行うものなので、「後になって取り返しのつかないことになった」ってのを防ぐことで守られます。だから警察官は、名前と住所と連絡先と生年月日を聞いて回るのです。
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