非行を防ぎ、素直な子どもへ

少年補導されるのに時間帯は関係ありません。少年補導は２４時間される可能性があります。ですが深夜徘徊に関しては、だいたい午後１１時から午前４時までです。

 

 

少年補導は、不良行為（１７個の不良行為に関してはこちら）をしている２０歳未満の子どもに対してなされます。その中の１つが、「深夜徘徊」なのです。喫煙や飲酒など、深夜徘徊以外の１６個に関しては、時間帯は関係ありません。２４時間される可能性があります。

 

 

ですが深夜徘徊は、その性質上、補導されるのは深夜のみです。では何時から何時までが深夜なのかというと、だいたい午後１１時から午前４時までの間です。

 

 

各県ごとに青少年育成条例が定められており、「何時から何時までの間は保護者は子どもを外出させないように努めなければならない」となっています。だいたいどの県の青少年育成条例でも、午後１１時から午前４時までです。

 

 

深夜徘徊の「深夜」を青少年育成条例に定められている時間帯にしなければならない理由はないのですが、おそらく妥当性を考えてのことだと思います。

 

 

少年法には、深夜徘徊の「深夜」を「何時から何時まで」とは書かれていません。

 

 

では警察官それぞれ個人の判断で「午後９時だけど、暗くなったからもう深夜だろう」「もう１２時だけど、夜型の俺的にはまだまだ深夜ではないな」などと少年補導の基準があいまいでは、補導される側も「公平さに欠ける」と思うでしょう。

 

 

ですので、公平さや説明しやすさを考えて「各県の青少年育成に合わせるのが妥当だろう」ということなのだと思います。

 

 

もちろん、育成条例に定められた時間から外れて、深夜徘徊で補導される可能性もあります。そもそも深夜徘徊で少年補導されるというのは、「子どもがこの時間帯に外出していたのでは、よくないことを考えている大人のエジキになってしまう。子どもが健全に成長するうえでよくない。」というものです。

 

 

少年補導の現場もそれぞれ状況は違うものです。

 

 

例えば育成条例で深夜を「午後１１から午前４時まで」と定められている県の警察官が少年補導する際に「まだ午後１０時だけど、少年法の趣旨から判断して少年補導しなければならない」と考えれば、育成条例に定められた時間外でも少年補導される可能性はあります。

 

 

「少年補導は２４時間される可能性がありますが、深夜徘徊に関してはだいたい午後１１時から午前４時まで」なのです。

 

 

 

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