子どもを素直に育てようと思ったら、怒れないし叱れない

2019.02.23 (土)

よく「叱る」と「怒る」の違い、なんて言われていますけど、どっちも同じですよね。大した違いはない。怒るの方がダメで、叱るの方がいい、なんて論調ですけど、結局は子どもを高圧的に支配することに変わりはないわけです。

 

 

それ以前に、相手を高圧的に支配しようとした時点で、自分の不甲斐なさに気づいた方がいいでしょう。怒るとか叱るっていう行為をした時点で、自分の至らなさを露呈しているんです。怒るとか叱るなんてできない。もし自分が怒るとか叱るとかしたら、その時点で周りが見えていないってことなんでしょう。

 

 

自分の思い込みに囚われているってことです。自分が色眼鏡をして世の中を見ている可能性がある、自分はフィルターを通して世の中を見ている可能性がある、自分は思い込みを通して世の中を見ている可能性がある。そんな事が分かっていたら、怒るとか叱るなんて選択肢が怖くて出てこないと思うんです。怒ったり叱ったりしている状態は、思い込みに囚われている状態だと思った方がいい。思い込みっていうのは、どんな状況にでもあるんです。

 

 

子どもって色々な行動をします。大人の想像では理解できないような行動ばかり。でもって、大人を警戒したり、大人に対してビビったり、うまく思いを言葉にできない。だから、なかなか大人としては、子どもの考えている事が理解できないんです。

 

 

この間、洗濯しようとしたら子どもの洋服のポケットからお菓子(グミ)の包み紙が出てきました。友達とおそびに行く際にお金は持って行っていないだろうから、「ついに万引きしてしまったか?」なんて思って子どもを問い詰めてしまったんですけど、どうやら公園に落ちていたのを拾って包みをを開けて食べたんだとか。

 

 

「いやいや、そんな事しないでしょ」なんて思っていたんですけど、子どもの表情を見る限り、公園で拾って食べたっていうのが事実のようです。万引きしないでよかったっていう安堵もあるし、やっぱり斜め上のことをしてくれるなっていう面白さ(?)も感じました。

 

 

公園で拾って食べたなんて、認識の外側です。そんなことはあるはずないって、その可能性を、いつの間にか無知の無知に追いやっていました。

 

いるの間にか、フィルターがかけられているんです。知らないうちに、色眼鏡をかけてしまっているんです。だから、常に疑った方がいいんでしょう。思い込みに囚われていないかって。思い込みに囚われているかもしれないって常に疑っていたら、子どもを怒るとか叱るなんて、できないと思うんですが。

 


 

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非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。

 

子どもは周りから吸収する度合いが強いので、子どもの成長は周りの大人次第の側面があります。「周りの大人が自己中から脱し、素直な頭を持つ事で、接する子どもにも好影響を与えよう」というのが、この小冊子の狙いになります。

 

頭の柔軟性があり、状況や相手に応じて変化できる事。自分だけでなく、相手の考えも認める事ができる事。一つ上から全体を俯瞰できる事。そんな「素直な頭」をつくるための気づきを、この小冊子から得ていただければと思います。

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