子どもの非行を防ぐため、親が本をたくさん読んだほうがいいのはなぜか
本って皆さん、どのくらい読んでいます? 一ヶ月に1冊? 5冊? それとも10冊以上? 最後に本を読んだのっていつか覚えています? 好きな著者っています? お気に入りの本ってあります? 好きなジャンルは何ですか?
とまあ、これらは本に関する質問なんですけど。本を読んでいると、これらの質問に答えられるようになるって事です。
本を読むことと非行を防ぐことになんの繋がりがあるのか。それは母数を増やすことです。分母の数を増やすことです。経験値を上げること。人生の経験を増やすこと、なんです。
非行は自己中の塊です。視野が狭く、他の選択肢が見えていない。顔を上げればいくらでも選択肢があるのに、狭い世界に閉じこもって周りを見れないでいる。視野が狭い人間ほど、周りを知っている気になって、自分の居心地のいい世界から出ようとしません。家の中から、地元から、自分と同じような集団の中から、出て行こうとしません。
それって、母数が少ないってことなんですよ。選択肢が少ない状態です。だから本で選択肢を増やすんです。本を読んで、他の人の経験を自分のものにするんです。別に本を読むこと以外の選択肢でも構わないんですけどね。 興味と頭を使うことの交差点にあるのが読書なのかなと。
読書には色んなジャンルがあるんで、自分の興味のある分野を見つけやすいんですよ。どれかこの方向、って決まっているんじゃなくて。サッカーの本もあるし、食べ物の本もあるし、車の本もあるし。自分の好きなジャンルの本を読めばいい。
それに、本って抽象的なんで少なからず頭を回転させなければ読めないんです。一見、本を読むことは受け身のようにも見えますが、私は能動的なものだと思っています。積極的に頭を回転して文章を読みにいかないと、なかなか書かれていることが頭に入ってきません。
本にも易しい本と難しい本とがあるとおもうんですけど、難しいってのは抽象的って意味でもあります。易しいってのは具体的って意味でもあります。だから、易しい本から始まっても、行き着く先は難しい本にしたいものです。
で、周りの大人が本を読むべきなのは、姿勢を見せろってことです。子どもに言うのもいいんですけど、背中で語るほど雄弁なものはありません。ぜひぜひ本を読んで格好つけている姿を子どもに見せてやってください。子どもも本を読むことへのハードルが下がるはずです。
と言うわけで、子供の非行を防ぐのに親が本を読む理由は、選択肢の母数を増やすため、経験値を増やすため。それが本である理由は、興味と頭を使うことの交差点にあるものだから。大人が本を読むべき理由は、姿勢を見せてって事、です。
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プレゼントの無料小冊子を更新しました。「子どもの非行を防ぐための素直な頭のつくり方」です。
非行に走る子どもは自己中が多いです。頭が固く、自分の価値観に固執しています。周りの人間の価値観や考えを受け入れられず、自分を通そうとします。自分以外の価値観や考えがあること自体が、見えていないのです。自分が正しくて、自分以外の考えは間違いだという先入観から抜けられない状態です。
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