本当の仕事 〜 非行防止の子育てや原因・家庭環境・少年の心理を探る

2016.01.18 (月)

 

この本は、読者が仕事との関係について見つめ直すきっかけを提供する本です。著者はコーチングを生業にしている方で、仕事とは
「整形を立てるための手段」
「やりたくないことをやる」
「既存の職業に自分を合わせる」
「同時に1つしかもてない」
という多くの日本人が持っている仕事観に疑問を投げかけています。

世の中のほとんどの人は、生き生きと仕事をするためのカギは「どんな仕事をするか」や「その仕事をどうやってやるか」といった仕事の”目に見える部分”にあると考えるが、そこには探している答えはない。
生き生きと仕事をするための本当のカギは、実は仕事の”目に見えない部分”、すなわち「仕事をどうとらえるか」や「なぜ仕事をするのか」といったことにある、と著者は主張しています。

著者は精神的な豊かさについて、「存在意義を実感しているかどうか」だと提唱しています。存在意義とは分かりやすく言うと、「自分は何のためにこの世に生まれ、そして生きるのか」「人生の目的は何か」ということです。これまで「人は何のためにうまれ、そして生きるのか」といったことを考えるのは、これまで宗教人て哲学者の時代でした。しかし、今やこうした問いに、私たち一人ひとりが答えていかなければならない時代になりつつあるのです。

著者は、仕事を「自らの存在意義を探求し、それを表現すること」ととらえることを提案しています。私たち人間が最終的に目指しているのは、自らの存在意義を実感すること。問題は、それを実感するための手段がこれまでは物質的なものに偏り過ぎていたのです。物質的なものを持つこと以外の手段として著者が提案するのが、仕事を「自らの存在意義を探求し、それを表現すること」です。そうすれば、精神的な豊かさを求めるこれからの時代において、精神的に豊かになれるのです。

 

いい車にのって、いい服を着て、いい家に住んで・・たしかに憧れる生活ですが、それだけでは寂しくもあります。私たちの子ども仕事につくころには、ますます時代がすすみ、これまでの物質的な豊かさの時代からますます離れている事だと思います。ぜひ、子どもたちには物質的な豊かさではなく、精神的な豊かさを得てほしいですね。

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