自分を律して小学生の子どもの非行を抑え、その原因や心理を探る
「子どもは親の鏡だ」
「子どもは親の言うことはせず、行動をまねる」
・・なんてよく言います。さんざん子どもに「勉強しなさい」とか「片付けなさい」なんて言ってもどうせしない。子どもに「◯◯しなさい」と言ってもやらないのは当たり前なんです。
おそらく、他に興味の対象が出てきて親の指示なんかすぐに忘れちゃうんでしょう。「片付けなさい」なんて言われた後にすぐ、テレビに人気のアニメキャラが出ていたら、テレビの前で立ち止まってしまいます。
それに、反発心もあるんだと思います。「◯◯しなさい」なんて言われたら、誰だって嫌です。反発したくなります。子供心にも、従順したくないという気持ちがあるんだと思います。
では、子どもの行動はどこからくるのか。子どもは行動をどこで覚えてくるのかと言ったら、やはり周囲の影響を受けて覚えてくる。それには一番長く一緒にいる私たち親の影響が大きいんです。結局、子どもは親といる生活空間で親の雰囲気や行動を覚え、それと同じことを自分でしてしまうんでしょう。
子育てにおいては、「自分を律する」ことが重要だし、利点だと思うんです。親がだらしなくしていたんでは、子どももだらしなくなってしまう。大事な子どもにだらしなくなって欲しくない。だとしたら、自分を律してだらしない生活をやめなければならない。大事な子どもに勉強する習慣を身につけようとしたら、自分も勉強する姿を見せなければならない。
ある意味、自分を制限しなければならない。やりたいことや、楽なことを抑えて規律ある生活をしなければならない。人によっては、それが苦痛であるかもしれません。だけどこれは考え方次第で、やりたいことや楽なことを制限すれば、それだけ規律ある生活を営むことができる。短期的には苦痛に思えても、長く考えれば規律ある生活の方がメリットが大きいんです。
普段、意志が弱くてなかなか規律ある生活ができない人でも、子どものためを考えれば、自分が規律ある生活をする事くらいできなくないですか?
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