子どもの金品持ち出しを防ぐ方法とは(1)
子どもが家族の財布などから現金を抜く行為を、「金品持ち出し」と言います。
子どもがそのような事をしたら、親としては不安になりますよね。「取ったお金の使い道は何なのか。」「お金を勝手に取ること自体が道徳的によくない。」「そのうち万引きや恐喝など、お金がからむ犯罪も犯すようになるかもしれない。」
これを防ぐには、短期的な方法は物理的に盗まれないようにすることです。簡単に取られるような場所に財布を置いていませんか?すぐに見つかるような場所に現金を置いていませんか?
安易に目に入る財布や現金が、行為を誘発している可能性もあります。子どもの目につかない場所や、簡単手に入らない所を選んで、財布や現金を保管しましょう。
金品持ち出しを防ぐための長期的な手段は、子どもとの対話ということになります。一概に「◯◯を改善すれば直る」というのがわからないのが、非行の特長です。各ケースごと、各家庭ごとに原因を子どもとの対話の中から探るのです。
子どもが金品持ち出しをすることを望む親はいないわけで、それなのに子どもが金品持ち出しをしているということは、親が意図しない方向に成長しているということです。
放置しすぎたのか。過保護にしすぎたのか。厳しくしすぎたのか。甘やかしすぎたのか。お金自体が必要なのか。親の注意を引きたいのか。反発したいのか。自分の意思なのか。誰かから言われてやっているのか。何か不満があるのか。
などを子どもとの対話の中から探らなければなりません。
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