子どもの金品持ち出しを防ぐ方法とは(2)
しかし自分の家庭の問題や子どもとの問題を、自分で探るのは非常に難しい作業になります。
自分の家庭、自分の生活、自分の日常の中で、何が間違っていて何が正しいかなんて、本人にはわからないからです。自分の家庭というのは、やはり本人にとって一番大切な部分です。自分の家庭が大切だと思えば思うほど、間違っているものは持ち込みません。
家庭の中にあるのは、自分が正しいと思うものだけのはずなのです。なのに、金品持ち出しが発生してしまった。正しいものだけがある家庭の中で、金品持ち出しが発生したということは、知らず知らずのうちに、どこか間違ったものが家庭に紛れている可能性があります。
それを見つけられる、感じられるのは、本人よりも第三者だと思うのです。人は自分自身のことほど、盲目になりがちです。しかし、一歩引いて他人事となると、見えてくるものがあります。違和感を感じる部分も出てきます。当事者が気づかない部分も、第三者だと違和感として気づく部分があるのです。
それが、子の声傾聴会でいうモヤモヤ相談になります。家庭のどこに改善すべき部分があるのか。生活のどこに歪みがあるのか。本来つながっている親と子の生活は、しっかりパイプが保たれているか。
子どもを見る目も、親には「親の欲目」が存在します。自分の子どもを客観的に見ることは難しいものです。子どもの金品持ち出しが一過性のものか、悪質なものかなどわかりません。
自分の家庭を客観的に見て、違和感のある部分を感じるには、第三者の目が必要なのです。
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