不審者扱いされても、弱者に声をかけるべき理由(4)

2015.06.22 (月)

相手や周囲から不審者扱いされても、弱者には積極的に声をかけるべき理由の3つ目として、「他者が弱者に声をかけられる環境が、犯罪を減らすから」です。

割れ窓理論と一緒です。建物の割れた窓を、割れたまま放置しておくと、「窓を割っても構わない。注意されない。」というメッセージを周囲に与えることから、他の窓を割る者も出てくるという考え方です。

犯罪の発生に、環境は重要な地位を占めます。犯罪が起きやすい環境では、犯罪が多く発生するし、犯罪が起きにくい環境では、犯罪の発生は少なくなります。他者に気を配る人がいない地域では、人と人との繋がりが稀有に感じられ、犯罪が多く発生します。「悪い事をしてもバレないかな。」とか「このくらい誰も気にしないだろう。」という考えを持つ者が必ず出てきます。そして、一人が悪い考えを持つと、そのような雰囲気は次々に周囲に広がります。

困っている他者に声をかけられる雰囲気が地域にあれば、人と人との繋がりが強固に感じられ、悪い事をしようとする者の発生が抑えられます。そして困っている他者に声をかけられる雰囲気も、次々に周囲に広がります。

このように、優しさや親切心のつもりが、相手や周囲に誤解され、不審者扱いされるケースがあったとしても、「本当のところは声をかけてみなければわからない」し、「誤解されて不審者扱いされても大した不利益ではない」し、「本当に悪い事をしようとする人間をつくらない環境」のため、積極的に声をかけるべきなのです。

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